車やバイクの購入で中古車を選択する人は沢山います。
新車に比べれば安価で、状態によっては割安でグレードの良い車やバイクが購入出来たりもするので、メリットも多いのが中古車です。
しかし、車やバイクの中古車販売店は大手チェーンから、個人商店のようなお店まで様々あり、車、バイクの状態によっては価格帯も幅広くあります。
そのため、状態の割にあまりにも安いと「事故車なんじゃないの?」という不安が出てきます。
そこで今回は、販売されている車、バイクが事故車なのかどうなのかを見分ける方法を紹介します。
そもそも事故車とは
事故車という人が沢山居ますが、正確には「修復歴がある車輌」の事を指します。
また、修復歴や事故車というと「事故を起こした車」というイメージをされる方がほとんどですが、交通事故だけではなく、車の骨格(フレーム)等を事故の有無関係なく、修復または補修をした車輌の事を指します。
なので「修復歴有り=事故」でないということです。
修復歴に該当する項目
上記にあるように、事故でなくても、何らかの理由で修復また補修行った車輌は「修復歴有り」という事ですが、全ての修復・補修が該当する訳ではなく、以下の項目が修復・補修すると修復歴有りとなります。
フレーム、フロントクロスメンバー、フロントインサイドパネル、ピラー、ダッシュパネル、ルーフパネル、ルームフロアパネル、トランクフロアパネル、ラジエーターコアサポート
以上の9ヶ所が、対象となります。
全て、車の骨格となるパネル関係だという事がわかると思います。
なので「バンパーの取り替え、エンジン載せ替え、全塗装」などは基本的に、修復歴には該当しないんです。
事故車(修復歴有り)の見分け方
今回は、車、バイクで共通して確認する事の出来る見分けの紹介です。
まず、基本的に車体は左右対称に作られていますので、左右で偏りがないのかを確認します。
車であればフレームやバンパー、ドアとの隙間の開き方が左右対象なのか?
バイクであれば、ハンドルなどの軸に違和感、ズレを感じないか?また、フレームに不自然な溶接跡や塗装がされていないかを確認して下さい。
車でもバイクでも共通している部分としては、エンジンルームのボルトや、フレームなどを接続してあるボルトに注目してみて下さい。
もともと塗装されている部分であれば「ボルトの塗装剥がれはないか」もしくは「ボルトの部分だけ塗装が新しい」など、違和感があります。
普通の整備ではまず分解する事のない部分のボルトに違和感があれば、修復歴がある場合があります。
まとめ
以上のような方法で確認してみて下さい。
最近はネット販売などで、修復歴の有無を表示されていますが、それでもまだまだ修復歴が改ざんされている場合もあります。
また、販売業者が仕入れる際に「修復ヶ所があまりに綺麗に、もしくは小さ過ぎて気付かなかった」なんて事もあるようです。
1番の対処法としては、ディーラーやチェーン、個人販売店であっても、購入後に保証がある所を選びましょう。
また、車やバイクはやはり高額な商品なので、相場よりもあまりに安価な場合はその販売店、車体を疑う事が大切です。