体重を少しでも減らすために、日々ダイエットに励んでいる方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか?
今回はその「体重」について、日本の最北端である北海道と最南端に位置する沖縄では、体重が変わるという事を聞いた事はありませんか?
「そんな事本当にあるの?」と思う方がほとんどだと思いますが、その疑問について紹介します。
北海道と沖縄で体重が変わる?
実際に測る場所(地域)によって体重は変化します。
そこで皆さんは、北海道と沖縄、どちらで測った方がより軽い体重になると思いますか?
正解は、沖縄です!
全く同じ体型の方が、北海道と沖縄で体重を測ると、100gぐらいは余裕で差ができるそうです。
なぜ。このような現象が起こるのでしょうか?
地球の自転が原因
このような現象が起こる理由には、地球の自転が大きく関わっています。
地球は時速1,600キロメートルという、物凄い速さで常に回転しています。
地球上では感じられませんが、このようなスピードで回っているので当然「遠心力」が働いています。
遠心力は、回転する事で中心から離れる力が強くなり、バケツの水が溢れなくなる現象ですが、地球でもコレと同じ現象が起きています。
遠心力は、中心から離れれば離れるほど、中心から外側に掛かる力が増加します。
つまり、地球の回転軸から最も離れた赤道付近は、地球上でもっとも遠心力が掛かっている場所という事になります。
そのため、回転軸に近い場所に比べると重力が遠心力によって軽減されているのです。
なので、回転軸に近い北海道よりも、より赤道に近い沖縄で測った方が体重が軽くなるという事です。
実は体重は3種類
このように、測定する場所によって体重は変化するため、日本では3種類の体重計が使用されるそうです。
「北海道用」「中間用」「沖縄用」の3つです。
医療機関などでは、一般用よりも精密に設定された体重計が使われる事もあるそうです。
最近の体重計でも、エリアを設定するタイプの体重計が販売されていますが、その設定にはこのような理由があったんですね。
まとめ
「北海道と沖縄では体重が変化する」という事は事実でした。
ちなみに、横の距離だけではなく、高さでも重力に変化が起こるため、地上よりも高い場所の方が数グラム体重が軽くなる事があるそうです。
スカイツリーの展望台や富士山など、極端に高い場所での事ですが。
重力は当たり前すぎて、体重=重力と考える人はほとんどいないの思いますが、体重が計測できるのは重力が存在するからです。
多少の体重の増加が気になる方は「沖縄ならもっと痩せているはず」と考えれば、少しは神経質にならずに済むのではないでしょうか?