家づくりを考える時に見落としがちなのが、コンセントの数です。
部屋を使い始めてから、もっとコンセントを付けておけばよかった、と思うことは珍しくありません。
最初の見積もり段階よりも、コンセントの数を増設すればそれだけお金がかかってしまいますが、後からリフォームするとなると、工事が大掛かりになりそれだけ費用がかかってしまいます。
新築時のコンセント増設の費用
新築の場合、見積もり段階では、ある程度コンセントの数が限定されるので、施主の希望によりコンセントの数は増設されることが多くなります。
コンセントの数が増えれば当然費用は増えますが、大手のハウスメーカーなどでは平均するとコンセント一つ増設につき、2000円~3000円かかるのが現状です。
地元の工務店などでは、打ち合わせ段階で希望を出せば、追加費用をとらないケースもあるようですが、材料費、手間代など実費はかかるはずですので、実際にはどこかで調整されて費用として請求されています。
リフォームでコンセントを増設する場合は?
新築であればその程度で済みますが、リフォームとなると、安くても1万円前後かかります。
これは、電気配線が壁の中を通っているため、壁をくりぬいたり、壁紙を補修する必要が出てくるためです。
また用途によって、専用の配線を必要とする場合と、既存の配線を利用しコンセントを分岐させる場合があり、それによっても費用は変わってきます。
コンセントの位置を考えるポイント
このように、リフォームでコンセントを増設するのは、不経済になりますので、できるだけ新築時に必要なコンセントの数を用意しておきましょう。
部屋の使用用途や、使う電化製品の位置、家具のレイアウトを考え、子供部屋なども将来的にどう使うかある程度イメージを明確にします。
そのためには、使う人が朝起きてから寝るまで、1日をどう過ごすかを考え動線を思い浮かべる必要があります。
どの家庭にも共通して必要な数のコンセントは、見積もり段階で提案されるでしょうから、それにプラスして必要と思われる場所を考えます。
自分では思いつかないことも、設計担当者や、多くの家の工事を請け負った電気工事の業者さんはたくさん知っています。
参考になりますのでそれらの意見も、聞いてみると良いでしょう。
新築でコンセントを増設する場合は、一箇所につき2000円~3000円の費用がかかります。
家を建てた後にリフォームで増設するとなすと、少なくとも1万円はかかりますので、新築の段階で、生活パターンや部屋の使用用途を考え、必要な数のコンセントを必要な位置につけるようにしましょう。