薬を服用するときは「お茶」ではダメなのか?


薬を飲む場合には、必ず水を一緒に飲むように、と言われています。

水は薬を食道などにつかえさせず、スムーズに胃まで届けてくれるので必要なのです。

水を飲まずに薬を服用してしまうと、薬がのどの奥に引っ付き炎症を起こしてしまいます。

でも、近くに水がない場合もありますよね。

そんなときはどうしたら良いのか見ていきましょう。

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お茶で薬を飲んだらダメなの?

薬を飲みたいけれど、外出中で水がなくお茶しか持っていない場合がたまにあるかと思います。

その時は薬をお茶で飲んでもよいとされています。

かつては、お茶に含まれるタンニンが薬の成分を変質させると思われていましたが、現在ではこの説は否定されています。

基本的には薬の服用は水かぬるま湯ですが、なければお茶で飲んでも大丈夫です。

一方、薬を服用するときに一緒に飲んではダメな液体があります。

お酒好きの人は要注意かも?

アルコールで薬を飲んだらもちろん、ダメだよね?

水やお茶で服用するのが面倒だから、アルコールで薬を飲んでしまう人がいるかもしれません。

それは、大変危険な行為でダメです。

アルコールと薬は肝臓で分解されるようになっています。

肝臓において薬を分解する役割を果たすのは、酵素である「チトクロームP450」です。

もし、アルコールと薬を併用した場合、肝臓では分解するためにチトクロームP450を奪い合ってしまいます。

例えば、通常通り水で薬を服用した場合、肝臓で80%分解される薬があったとします。

ところがアルコールで薬を服用してしまい、チトクロームP450を半分奪われてしまうと、薬は40%しか分解されません。

分解されなかった残りの60%は血中に入り込み、薬の効き目が予想とは異なった形で現れることがあるのです。

アルコールの影響力は非常に大きいので、絶対に薬と一緒に飲まないようにしましょう。

また、タバコも薬にとって悪影響を及ぼします。

タバコを吸うと、肝臓内部の各種の酵素が活発化され、薬の効き目に影響を与えることがあります。

さらに、タバコに含まれるニコチンを摂取することにより、血管が収縮してしまい薬の効果が減ります。

このように、体にとって刺激的なものは薬にも悪影響を与えるということです。

日本では2020年の東京オリンピックに向けて、禁煙指向が高まりつつあります。

愛煙家にとっては肩身の狭い思いをすることでしょう。

この際、禁煙をしてみるのもいいかもしれませんよ。

タバコは値上げの傾向にありますし、1箱約460円もして大きな出費です。

ヘビースモーカーの人は1日に1箱以上吸うようですから、月で計算をしてみると、約1万4千円も出費していることになります。

禁煙は健康にも良いので、ぜひ、検討してみて下さい。

まとめ

○薬はお茶で飲んでもよい
○薬をアルコールで服用するのは絶対にダメ
○喫煙は薬の効果に影響を与える

薬を飲むときは、基本的に水かぬるま湯で飲むようにしましょう。

水かぬるま湯がなければお茶でもかまいません。

アルコールでの服用は大変危険。

既にアルコールで薬を飲む習慣がついてしまっている人は、思わぬ薬の影響が出ている可能性もあります。

早めに改めるようにして健康的に過ごしましょう。

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