たらい舟って知ってますか?
たらいとは桶(おけ)と似ていて、昔の洗面器のようなものです。
昔は木製で洗濯に使われていたのですが、大きなたらいで作られた手漕ぎ舟があるんです。
観光客向けに紹介されているたらい舟は、いったいどこで乗れるのでしょうか?
たらい舟に乗れる場所は?
新潟県佐渡市の小木(おぎ)地区という所が、たらい舟で有名な観光スポットです。
交通アクセスは大きくわけて2通りあります。
佐渡市は佐渡島(さどがしま)という島にあり、空港がないので船で行きます。
佐渡島には両津港、小木港という2つの港があります。
両津港は新潟市の新潟港から船に乗り、両津港に着いたら小木までレンタカーなどで移動します。
両津港からの方が便数が多く、高速船のジェットフォイルも運行されています。
小木港はたらい舟に乗れる小木地区にあるのですが、新潟県の直江津港から出る船で行きます。
出発地からのアクセスが直江津港に行きやすい人は、直江津港から小木港に行くルートを検討するといいかもしれません。
たらい舟ってどんな舟?
たらい舟は、文字通り丸くて大きなたらいを海に浮かべて、人間がその中に乗って長いオールを手にこぐものです。
意外なことに大人数人乗れてしまうそうです。
ボートのように左右2本のオールでこぐなら少し練習すれば真っ直ぐ前に進めます。
しかしまん丸いたらい舟に乗り1本のオールで思うように進むのは難しいです。
8の字を描くようにこぐと真っ直ぐ進むそうですが、慣れるまでには時間がかかりそうです。
観光客だけでたらい舟に乗ることはなく、現地スタッフが一緒に乗ってくれます。
こぎ方を教わって、コツを教えてもらうといいのではないでしょうか。
たらい舟は雨でも乗れるの?
たらい舟は雨でもいつも通り運営しています。
かさをさして乗れますし、下に新聞紙を敷いて椅子に座って乗るので大丈夫です。
強風の場合ですが、風が強くても波が高くなければ運行可能だそうです。
佐渡は雪も降りますが、年間を通してたらい舟に乗れない日というのはあまりないようです。
たらい舟は丸い形状のため、見かけよりも安定感があるのかもしれません。
たらい舟の予約は必要なの?
予約は団体のみ必要で、個人なら予約はいりません。
しかしイベントなどがあって団体客が来ていると混雑しますよね。
小木は佐渡の他の観光スポットから離れた場所にあります。
小木でたらい舟に乗る予定を入れるなら、行く日に団体客が入っていないかどうか電話やメールで聞いてみるとよいでしょう。
団体の来る時間などあらかじめわかっていると、混雑を避けやすくなります。
たらい舟に乗れる佐渡の観光スポットはどこ?のまとめ
たらい舟は佐渡金山にならぶ、佐渡の人気スポットです。
両津港から遠い場所にあるため、レンタカーなどを使って行くとよいでしょう。
たらい舟は佐渡の女性がサザエ、ワカメ、磯ねぎ漁をするために改良されました。
たらい舟乗り場は小木港のほか近くにある矢島体験交流館というところでも受け付けています。
女性の船頭さんのコスチュームが素敵で、半円型の編み笠をかぶり、紺のかすりの着物を着ています。
佐渡の観光気分満載なので、佐渡に行く機会があったらぜひ小木のたらい舟を体験してみましょう。