長崎おくんちは全国でも知名度の高まっているお祭りですが、重いみこしを放り上げる驚きの迫力「コッコデショ」の人気が高まっています。
2016年に「コッコデショ」のお披露目がありましたが、長崎おくんちでは様々な演し物(だしもの)があるため、いつどこで「コッコデショ」が見れるのかわかりにくい面があるのではないでしょうか。
この記事では長崎おくんちの演し物や「コッコデショ」の日程の仕組みについて、わかりやすく説明します。
長崎おくんちとはどんなお祭りなの?
目次
「長崎おくんち」とは「長崎くんち」とも言われ、長崎県長崎市の諏訪神社で行われている異国情緒あふれるお祭りです。
国の重要無形民俗文化財に指定されていて、毎年10月7日、8日、9日の3日間と決まっています。
長崎市の町内が7つの組に分かれて、7年おきに順番が回ってきたときに、町内で得意としている出し物を披露、奉納します。
長崎おくんちの演し物は誰がどうやって決めてるの?
毎年7年おきに当番に当たった7~10の町内がそれぞれ得意の演し物を披露、奉納しています。
7年おきに同じ町内が同じ演し物をしていて、翌年には別の町内が別の演し物をする仕組みです。
「龍踊」(じゃおどり)「川船」(かわふね)は複数の町内でこの演し物のレパートリーをもっているため、演する町内は違う所になりますが7年に1回でなく複数回見ることができます。
しかし長崎おくんちの町内の中でも1つの町内しかレパートリーを持っていない演し物もあります。
「コッコデショ」は今までは樺島町だけがやっていた演し物で、最も新しい年では2011年(平成23年)に見れました。
次回は7年後の2018年(平成30年)なので、7年に1度しか見れない大変貴重な演し物だったのです。
2016年に「コッコデショ」を演じた町内があったって本当?
本来なら2011年、2018年にしか見れないはずの樺島町コッコデショでしたが、2016年に新たに「コッコデショ」を演じた町内の登場のおかげで、7年待たずにコッコデショが行われました。
新たにコッコデショを演じた町内は「上町」(うわまち)というところで「上町コッコデショ」という名前で演し物を奉納しました。
上町コッコデショが加わったことにより、7年に1度しか見れないはずのコッコデショを7年に2度見れるチャンスができました。
2011年(樺島町)、2016年(上町)、2018年(樺島町)、2023年(上町)というスケジュール予定になります。
樺島町のあとは5年空いてしまいますがそのあとは翌々年にすぐ見れることになります。
長崎おくんちの「コッコデショ」は2017年にも見れるの?
2017年の長崎おくんちの演し物ですが、先述の通り2016年(上町)、2018年(樺島町)にコッコデショの予定なので、2017年はコッコデショは見れません。
1年あいてしまいますが次回見れるのは2018年の樺島町のコッコデショが見れます。
まとめ
長崎おくんちには迫力満点「コッコデショ」のほかにも様々な演し物があります。
各町内とも伝統芸能の保存、継承発展に力を入れて練習に熱がこもっています。
どの町内も演し物の前に傘鉾(かさほこ)という重い傘(かさ)をプラカードのように先頭で担いで進めています。
それぞれの町内ごとに演し物の違いもあるので、コッコデショのない2017年でもじゅうぶん楽しめます。
長崎市民が愛して止まない長崎おくんちに、ぜひ今年も遊びに行ってみてください。