暑い季節やのどが渇いたとき飲む炭酸飲料は格別ですね。
開けたては炭酸が効いて、美味しく感じます。
ですが時間が経つと炭酸は気が抜けて、開けたての炭酸の爽やかさがなくなります。
開けたての炭酸のおいしさを長持ちさせる方法を探してみました。
ペットボトルの炭酸の仕組み
ペットボトルの炭酸飲料は、蓋をしておいても気が抜けて美味しさが失われます。
炭酸飲料を作るには飲料水の温度を低くし、掛ける圧力を上げます。
これにより炭酸ガス(二酸化炭素)は飲料水に溶け込みやすくなります。
車や自転車のタイヤのように、ペットボトルの中は外よりも圧力が高い状態になります。
飲料水に圧力をかけてガスを溶かしているので、圧力のない状態になると空気中に気体が抜けていくことになります。
蓋を開けると「圧力が解放される」ときに、ペットボトルの中にある炭酸ガスが外に抜けます。
圧力のかかったペットボトルの蓋を開けるときには、噴射音といわれる音がします。
ペットボトルの蓋を開けておいたりコップに移したりすると、重鎮されていた二酸化炭素が空気中に泡となって飛び出します。
その結果、ペットボトルの中に溶けていた二酸化炭素の量が減って気が抜けた状態となります。
500mlと1.5Lや2Lを比べると、炭酸の抜け方にも違いがあるようです。
少しずつ飲むのであれば500mlを、大勢で飲むなら1.5Lや2Lで分けるといいでしょう。
ペットボトルの炭酸飲料は、出来るだけその日のうちに飲むようにした方が炭酸の抜けも少しで済みます。
どうしても飲み切ることが出来なかったら、ぬるくなる前に冷蔵庫へ入れ保存します。
炭酸が抜けない方法
炭酸飲料水はなるべく早く飲み切る方がいいのですが、どうしても飲めない時の炭酸が抜けない方法を紹介します。
炭酸は常温で保存するよりも、冷蔵庫の奥の方へ入れて保存します。
冷蔵庫のドアポケットに入れる場合は、逆さまにして入れます。
逆さまにしたペットボトルが倒れないように、他の冷蔵品などで抑えるようにしましょう。
サイズの大きい1.5Lや2Lは逆さにすると倒れやすく、ドアポケットでは安定しないので野菜室などの深い保存室に入れます。
500mlの空きボトルを利用する方法もあります。
1.5Lや2Lで残った炭酸飲料水を、空いている500mlに移し替えます。
なるべく泡を立てないように、空きボトルを斜めにして静かに入れ蓋をします。
この時使用する空きボトルは、炭酸飲料水が入っていたものを使いましょう。
移し替えたものにはカビが生えることもあるので、早めに飲み切るようにします。
飲みかけのペットボトルを潰す方法もあります。
この効果については賛否両論あり、効果があるという人と効果がないと感じる人がいます。
飲みかけの炭酸飲料水のペットボトルを握り、飲み口に近づけた状態にして蓋をします。
空気に触れる面を少なくすることで、炭酸が抜けるのを防ぐといわれます。
空気に触れる面を少なくするもう一つの方法に、残っている飲料水にビニール袋を覆うように入れるやり方もあります。
このやり方はペットボトルを揺らすと効果がないので、作業中はペットボトルを揺すらないよう気を付けます。
まとめ
泡を作り出す専用の機械を使う方法もあります。
残った炭酸飲料水を飲むのをためらう場合、ミリンや砂糖の代わりに料理に使っても良いでしょう。
炭酸が抜けたものは切り花を長持ちさせる事も出来ます。
多少味が変わるかもしれませんが、重曹とクエン酸を入れる方法もあります。
ドライアイスを入れるという方法も。
どの方法がいいかは、自分で試してみるのが一番です。