9種類の地震雲と信憑性

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何気なく空を見ていて不思議な形の雲を見つけたことはありませんか?

実は、東日本大震災などの巨大地震の前には不思議な雲の目撃情報が多数目撃されていたことがわかっています。

地震の前に見かける9種類の雲と信憑性をまとめました。

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地震雲の種類

地震雲は大きく9種類に分けられます。

断層型地震雲

地震の2~3日前から見られる雲と青空がくっきりと分割され、真っ二つに分かれている状態の雲です。

この雲は大きな地震の前に目撃されることが多く、雲のない晴天の方面もしくは左右が震源になっていることが多いようです。

波紋形地震雲

いくつも半円のような雲が重なっている雲で水の波紋のように見える雲です。

波紋の中心となる方向が震源となっていて、雲が横に長く濃いほど大きな地震が起こりやすくなっています。

放射線形地震雲

目撃情報はあまりありませんが、真っ直ぐな線状の雲が数本放射線状に伸びている雲です。

こちらも雲が長くて濃いほど大きな地震が起こります。震源は、雲の重なる部分の方向です。

稲穂型地震雲

地震の2日以内に見かける雲で、縦に長く、片側が細く、反対側は太くなっています。

この雲は移動した方向に地震が起こります。

帯状形地震雲

地震雲の中で一番目撃されている、飛行機雲に良く似ている真っ直ぐな雲で、雲の幅が太く濃いほど大きな地震がおこります。

飛行機雲よりも低い位置に発生し、赤や灰色、黒など色が付いていることもあります。

肋骨状形地震雲

地震が起こる2時間~24時間以内に目撃される縦長な雲で、ゆるい半円が重なっている珍しい雲です。

半円の一番高い部分と逆方向が震源となっています。

さや豆形地震雲

地震数日前から目撃される、さやえんどうやいんげん豆のような形をした雲で、雲が大きいほど地震も大きくなります。

弓状形地震雲

弓の様な横に長い半円型の雲で、地震の2、3日前から見かける雲です。

半円の一番高い部分の下が震源となり、雲が横にながいほど地震までの時間が短いようです。

たつ巻形地震雲

震源地に近い場所に現れる縦長の雲です。垂直であるほど震源が近く、地震の8日ほど前から目撃されます。

この雲も飛行機雲に似ていますが、かなり長時間同じ場所に出ていたらたつまき型地震雲の可能性があります。

この9種類以外にも巨大地震前には雲が虹色に光っていたという目撃者も多数います。

本当に地震の前ぶれなのか

地震が起きる原因である断層のズレによって電波が発生し、雲を透過するために地震雲が発生するという説がありますが目撃情報には飛行機雲や雨の前兆雲などが混ざっていることもあり、科学的なメカニズムや根拠はありません。

現在地震を正確に察知できる前兆というものはなく、地震雲も数ある地震前の違和感の一つ程度と思った方が良さそうです。

ただ、巨大地震前は多くの異常を感じる人も多いため、地震雲や耳鳴り、動物の様子がおかしいなどの普段と違う状態が重なるようなら注意しておくにこしたことはありません。

地震の前兆掲示板というものもあり、地震雲らしき雲をみかけたら写真を投稿するようなサイトもあります。

目撃情報の全てが本当の地震雲というわけではなくても異常を感じる人が増えると投稿数が増える傾向がありますので、不思議な雲を見かけて心配になったときはチェックしてみましょう。

まとめ

地震の前兆と言われる地震雲を把握しておくことで他の異常にも目が向けられるようになります。

・地震雲は大きくわけて9種類

・科学的根拠はないが巨大地震前に目撃されることは多い

・他の前兆と合わせて警戒することができる

地震は発生前に警告のニュースが流れることがないので、発生を事前に知りたいのであれば自分の感じた異常から予測するしかありません。

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