ちょっとDVDをダビングしたことのある人には常識となっていますが家庭でDVDをダビングしたい時、パソコンにDVDを入れてコピー&ペーストをしただけではDVDとして再生されません。
専用のソフトを使ってもコピーしたDVDが再生できなかったり途中で止まってしまう場合があります。
原因は再生する環境とコピーしたDVDの相性が悪いケースや、元データの容量が多くうまく圧縮されていないなど様々です。
知識がない方でもわかりやすいようにDVDの種類や容量、圧縮についてまとめました。
再生環境や用途に合ったDVDを使う
一口にDVDと言っても種類は様々なため、しっかり選ばないと再生されないだけでなく再生機器の故障の原因にもなります。
PCで再生するだけならばデータ用のDVDやBlu-rayの形式はどちらでも大丈夫です。
古いDVDデータやアナログ時代の録画をダビングする際にはデータ用を使用しましょう。逆にデジタル放送のデータはCPRM対応の録画用を使用します。
DVD-Rは低価格で多くのDVDプレイヤーで再生できますが、録画は1度のみでファイルを消去することはできません。
DVD-RWは何度も繰り返して録画できます。どちらも録画した機器以外で再生するためにはファイナライズを行いましょう。
容量は4.7GBのものや8.5GBのものそれぞれ片面と両面があり、両面の方が記録できる容量が多いのですが2004年以前のパソコンでは両面式DVDに対応していないドライブも多いので注意しましょう。
容量が多いデータを入れる場合は圧縮する必要があります。
また、録画するレコーダーには高速録画ができるものがありますので、高速録画する場合には専用のDVDを使用しましょう。
コピーするときに気をつけること
DVD選びがうまくいってもデータ自体に問題があるとDVDは再生できません。
例えば4.7GBの容量のDVDに4.7GBのデータを入れても容量オーバーになります。
両面のDVDに入っているデータを片面式に入れる場合は2枚に分けて入れるか圧縮して1枚に収めましょう。DVD-Rに記録するデータ量の目安は4300MBです。
データ量が多い場合は画質(ビットレート)を下げましょう。圧縮しすぎると画像の質は必ず落ちてしまいますので、容量ギリギリに設定するようにします。
圧縮するときに必要なのはビットレートの変更ができるオーサリングソフトです。
また、再生できない場合チャプターの区切りが多すぎる場合があります。
DVDの映画では2時間あたり20~40のチャプターが区切ってあり、フリーソフトでDVDに書き込む場合はチャプターが多く設定されてしまう場合があります。
チャプターはは99以下に設定しないとほとんどの再生プレイヤーで再生できません。オーサリングする前に調整しましょう。
まとめ
DVDのダビングを行うときの問題は重要点を抑えれば解消できるものも沢山あります。
・用途や再生するプレイヤーに合ったDVDを用意する
・DVDの容量を確かめて必要に応じて圧縮する
・チャプターは99までに調整する
・録画したプレイヤー意外で再生するにはファイナライズが必要
ダビングを失敗しないためには下調べが重要です。