七夕の3つの由来!保育園の子供向けに説明すると?

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七夕の由来は日本や中国の歴史が混ざっていて、大人でも説明するのはなかなか難しいものです。

この記事では七夕の3つの由来について、保育園の子供向けにもわかるよう説明します。

大人が読んでもわかりやすく、保育園のお子さんにも伝えてあげたくなるような内容で書いてみます。

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七夕の由来のひとつめは?

七夕の由来のひとつめは、日本の機織り(はたおり)姫の物語からです。

昔、機を織るのが上手い女性が機を織り、神様に豊作を願って着物を作って捧げていました。

この女性は棚機女(たなばたつめ)という名で呼ばれたので最初の4文字を取って「たなばた」の名が残りました。

また機織り姫にあやかって手芸や裁縫が上手になるように、みんなで神様にお願い事をしました。

のちに機仕事だけでなく習字が上手になりますようにと、大きな里芋の葉に集まった夜露(よつゆ)を神様のしずくに見立て、墨をすって字を書いてお願いごとをしました。

短冊に上達させたいお願い事を書く七夕行事の原型です。

七夕の由来のふたつめは?

ふたつめは彦星(ひこぼし)と織姫(おりひめ)の物語です。

七夕伝説と言われるこのカップルの物語は、もともとは中国から渡ってきました。

神様の娘である織姫は牛飼いの彦星と意気投合したのですが、仲良くなり過ぎたあまり仕事をしなくなってしまいました。

神様が怒って仲良しの二人を天の川の反対側に遠ざけて、7月7日の七夕の日だけは会えるようにしたというお話です。

織姫という名が日本の機織り姫(はたおりひめ)の名から来ています。

中国からきた七夕伝説は太陰太陽暦のカレンダーや中国の思想、東洋医学も一緒に日本にもたらされました。

「全ての物は木、火、土、金、水の物質から成る」という中国の五行説が日本にやってきて、健康のこと、思想のこと、色の使い方に大きな影響を与えました。

この五行説が日本の七夕の短冊に5色の色を与えました。

七夕の由来のみっつめは?

中国の五行説は陰陽五行説という名前で、物質と色について次の考え方が基本となっています。

・木ー青

・火ー赤

・土ー黄

・金ー白

・水ー黒

これらは星の動き、暦、自然の移り変わり、人々に起こる運などさまざまな事柄と結びつくと信じられていました。

日本と中国の暦や文化が混ざって、江戸時代に節句という行事が広まりました。

桃の節句、端午の節句、七夕の節句などがあります。

7月7日に子供たちが短冊にお願い事をする七夕文化が時代と共に庶民にも広まっていきました。

五行説から5色の短冊を笹に吊るす習慣が始まりました。

昔は手芸、書道の上達を願っていましたが、現在ではみな思い思いの願い事を短冊に書いています。

七夕の由来を保育園の子供向けに説明すると?のまとめ

七夕の由来のうち保育園の子供向けに分かりやすいものは、彦星と織姫の伝説でしょう

仲良くなりすぎて遊んでばかりいて牛飼いや機織りの仕事をしなくなり、お父さんである神様に怒られて若い2人が一緒にいられなくなった話は、保育園の子供向けでも十分理解してもらえると思います。

その時に織姫の名前の由来、機織りの得意な姫だった話を付け加えるのがおすすめです。

中国の五行説から来た5色の短冊は、保育園の子供向けにはやや難しい内容です。

童謡『たなばた』の歌詞に「ごしきのたんざく」という言葉が出てきます。

ごしき=5色という意味を教えてあげるだけでも、七夕の短冊の意味がお子さんに伝わるのではないでしょうか。

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