岡崎慎司や中田英寿・中村俊輔・川口能活など歴代の日本代表選手に影響を与えた漫画があります。
それはキャプテン翼という高橋陽一氏が描いた漫画で、1981年から1988年にかけて連載されました。
その漫画の主人公がエース番号である背番号10番をつけた大空翼でMFを務めていました。
サッカーへの夢と憧れを膨らませて代表選手にまで引き上げた大空翼の背番号10番の持つ意味とは何なのか?
そして、大体背番号はどのようにしてつけられているのか調べてみました。
サッカーの背番号は順番につけられている
サッカー選手の背番号はチームのポジションを表す番号ともいえる番号で、Jリーグのフィールド規約では0番は使用不可、1番はゴールキーパーと定められていて、フィールドプレーヤーは2番から11番をつけることと決められています。
基本的にDFからMFそしてFWの順番で2番から11番まで順番につけられていて、DFは2番から5番までをつけていて5番をつけている選手がディフェンスのリーダーになることが多いです。
MFには基本的に6番・7番・8番・10番をつけています。
大空翼がつけていた10番はフィールド上の司令塔という意味で、試合を作れる選手がつけています。
FWは残りの9番と11番をつけていて、9番はエースストライカーがつけているという意味で、9番をつけたいと願うストライカーもいます。
12番以降は登録している選手の人数が50人を越えた場合、ポジションに関係なく50番まで自由につけることができますが、51人を越える場合は順番につけていきます。
背番号12番を欠番にするJリーグのチームが多い理由
話しは違うスポーツになりますが、2016年にリーグ優勝した広島カープは、勝利したときにファンの応援が後押しになったと勝利者インタビューで良くコメントしています。
実際アウェーの試合でも熱いファンの応援に相手チームの勢いが削がれてミスをしてしまったり、何時も以上の力を発揮して逆転を繰り返してきました。
日本代表チームの場合背番号12番は控えの選手がつけていますが、サッカーにおいてもサポーターの応援は力強い味方になるため、Jリーグのチームではサポーターが12番目の選手だという意味で、サポーターのために12番を選手がつけないで空けているチームが多くあります。
まとめ
Jリーグが立ち上がってから、地元に密着したリーグとしてホームタウンと定めた地域と一体になったチーム作りを行なってきました。
その結果選手自身の移動は野球と比べて激しいものはありますが、背番号12番をサポーターのためにとっておくように、チームは地域に定着して自分の街のチームとして地元住民の親しみを得ることに成功しています。
そして、サッカーによる地域振興という意味でも地元の関心と注目が集まっています。