4年に一度開かれる大会と言えばオリンピックがあります。
夏季と冬季の2つのオリンピック期間中は世界中がオリンピック一色になってしまうくらいに盛り上がる世界的スポーツ大会で、開催期間中は寝不足の方も多いことでしょう。
昨今では商業主義過ぎるや高騰する開催費、高い能力を求められながらも過酷な状況で活動をしなければならないボランティアへの待遇など様々な批判が上がっているのは事実ですが、人々が楽しみにしているのも事実です。
でも、何故4年に一度だけの開催なのでしょうか?
幾つもの競技の世界大会を同時に行うための準備期間に3年くらいは必要だからという理由ではないようです。
オリンピックが4年に一度の理由を解説します。
オリンピックが4年に一度の理由その1
オリンピックの起源は古代ギリシアにあります。
この古代ギリシアが太陰暦の暦を使っていたのですが、太陰暦における8年と3ヶ月が太陽暦の8年にほぼ等しいということで、とても重要視されたのだといいます。
そのため、8年ごとに祭典が開かれていたのだそうですが、それが半分の4年に一度に変更にされたのだそうです。
これがオリンピックが4年に一度の理由としてもっとも有力とされています。
オリンピックが4年に一度の理由その2
古代ギリシアでは戦いと知恵の女神アテナが都市の守護神として信仰されていました。
このアテナをお祭りするために、ポリスと呼ばれる都市国家から戦士たちが集まり、大会が開かれました。
アテナは金星の神であり、その金星と地球が一直線に並ぶのが4年に一度だったので、4年に一度、開催されたという説もあります。
こちらは有力な説ではありませんが、古代では移動手段が限られ、道も舗装されていたわけではないので、1年に一度開催するのは難しかったことでしょう。
まとめ
古代オリンピックの第1回大会が開かれたのは紀元前776年のことで、当時もオリンピックは今と同じように盛り上がったと言われています。
最初は競走だけでしたが、その後、競技は増え、レスリングといった現在も行われているスポーツも種目の1つでした。
このオリンピックは393年まで続きました。
その後、長い時を経て、フランスのクーベルタン男爵の呼びかけにより、1896年に第1回オリンピックがアテナで開催されました。
その時、古代オリンピックに乗っ取り、4年に一度の開催することになりました。
これが、現在のオリンピックが4年に一度の理由です。