ハイブリッド6の意味は?最新バレーとゴルフの意外な共通点


バレー日本代表の真鍋政義監督が下発表し話題となった新戦術「ハイブリッド6」。

日本のバレー界の常識にとらわれないこの戦術には賛否両論あるようですが、いったいどんな戦術なのでしょうか。

バレーのハイブリッドの意味と、ゴルフのハイブリッドの共通点に注目してまとめました。

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ハイブリッド6とは

バレーのハイブリッド6とは、コートにいる6人の選手が色々なポジションをこなす戦術です。

今までの女子バレーではブロッカー、スパイカーなどポジションで役割が決まっていました。

しかし真鍋監督は従来の戦術では体格の大きな外国の選手の上に行くのは難しいと考え、常識を打ち破る作戦を取り入れたのです。

ロンドンオリンピックの際はミドルブロッカー(MB)を1人配置する戦略でしたが、昨秋からMBを1人にして「MB1」という戦略を実践。

守備面でもMB2人の時と変わらず試合ができることを確信した後に、セッター以外の全員がアタッカーとなるハイブリッド6を取り入れました。

コート上のアタッカーが増えるので相手からすれば誰をブロックすればいいのか分かりづらくなり、惑わせることができるという作戦です。

ゴルフとの共通点

ゴルフでは使うクラブにそれぞれ特徴があり、場面によって使うクラブを使い分けることで飛距離をコントロールしています。

ゴルフで使われている「ユーティリテイ」のクラブは海外では一般的にハイブリッドと呼ばれているものです。

ウッドとアイアンの良い部分を備え、ファウェイウッドよりも長さが短くてアイアンより球が上がるというメリットがあります。

ハイブリッドのクラブは中間飛距離をカバーできるため、つなぎで使いやすい万能なクラブなので人気があるのです。

ゴルフは1人、バレーはチームで行うスポーツで一見共通した部分はないように思えますが、ゴルフならクラブ、バレーでは選手の特徴と役割が決まっている部分は同じです。

ハイブリッドという言葉には「混ぜる」や「組み合わせる」という意味があります。

ゴルフのハイブリッドがウッドとアイアンの良い部分を組み合わせたクラブのように、バレーのハイブリッド6では選手の役割にプラスしてアタッカーのもつ攻撃力を組み合わせていることに意味があるのです。

ハイブリッドクラブは日本ではユーティリティと呼ばれますが、ユーティリティは「役に立つ」という意味があります。

ハイブリッド6を実践しているバレーの日本代表選手も、様々な場面に臨機応変に対応ができるのでユーティリティの意味にもピッタリです。

まとめ

ハイブリド6を低く評価する方の中には、みんながアタッカーできなければいけない昔のバレーに戻ったという意見や、学生が部活で行う役割が明確でないバレーのようだという意見もあるようです。

しかし、日本代表のハイブリッド6の凄いところは「アタッカーとして点数が取れる選手」が揃っていることなのです。

点数を取ることが苦手な選手にアタッカーをしいるという意味ではなく、優秀なアタッカーを何人も揃えられ、守備も損なわれない日本の代表チームだからこそできる戦術と言えます。

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