アイスには賞味期限の表示がないものがあります。
消費期限の表示もないので、冷凍庫に入れて凍らせておけば、半永久的に食べられるということなのでしょうか?
アイスは凍っている限り、半永久的に食べられるのかどうかも含めて、アイスに賞味期限がない理由をご紹介します。
アイスに賞味期限表示がない理由
アイスは使われている原材料が他の食品に比べて少ない上に、-18℃から-20℃を維持できれば、雑菌は増えることがないという理由で、賞味期限の表示を省略してもいいとされています。
そのため、理屈では半永久的に保存することが可能なので、「来月で発売中止が決まったアイスを将来、子どもや孫にも食べさせてあげたい」などという理由で、保存したい場合、出来ないこともありません。
しかし、アイスは冷凍庫内の温度変化には敏感で、乳製品を使ったアイスの場合、成分が分離したりしてざらざらとした食感になることもあります。
その上、業務用の冷凍庫なら雑菌が繁殖しない温度帯を維持し、保存することが可能ですが、家庭用の冷凍庫では開け閉めをする度に冷凍庫内の温度は変化をしますので、雑菌が繁殖をしないという保証は出来ません。
時間が経つほどに味が劣化していくのも避けられませんので、買ったら、冷凍庫だからと安心せずに長く保存をせずに食べきることが理想です。
アイスの最適な保存方法とは?
温度変化に弱いのがアイスです。
溶けてしまったら、いくら凍らせても元には戻りません。
冷凍庫の中でも開閉のし過ぎで温度変化が激しくなると表面が溶ける場合があります。
その場合、霜がついていたりザラザラとした食感になります。
そのため、おいしい状態で食べるためにはいかに凍った状態をキープするかが大切です。
まずはアイスクリームを何回も冷凍庫から出し入れをしてはいけません。
冷凍庫に物を詰め過ぎると、冷気がうまく循環せず、アイスが少し溶ける可能性があります。
冷凍庫に物を詰め込み過ぎるのは節電の観点からも非効率なので、少しだけ物を減らしましょう。
臭いがつきやすいので、臭いが強い食品と一緒に保存しないことも大切です。
まとめ
アイスには賞味期限がありません。
賞味期限がない理由は-18℃から-20℃を維持出来れば、雑菌が繁殖をすることはないからです。
しかし、家庭ではいつもこの温度が維持出来るとは限らず、長く冷凍庫に入れておいても食感が変わったり、味が落ちていることがあります。
アイスを買ったら早めに食べることをおススメします。