世界最高峰の山として誰もが知るエベレストですが、実はその標高についてはいくつかの説があります。
ここでは代表的な3つの標高と最も一般的な標高についてその覚え方をご説明します。
エベレストの標高
まず、最も一般的に知られているエベレストの標高は8848mです。
学校の地理の教科書にもそうのっているので、この数字で覚えている人も多いのではないでしょうか。
これは1955年、インドにより測定されたもので、従来の測定法よりも近距離からの測定によって求められました。
その他、1999年ブラッドフォード・ウォッシュバーン率いるアメリカエベレスト遠征隊が山頂にGPSユニットを設置して出した数字は、8850mというものでした。
この数値もまた広く使われていますが、一方でジオイドの不確かさも指摘されています。
もう一つの数値は、2005年に中国の観測隊によって計測された8844mという数値です。
しかし、この数字は頂上部分の氷や雪を含んでおらず、モンブランなどの他の山の基準と合致していないため、誤りであるという声もあります。
変化する標高
エベレスト周辺は、プレートの移動によりその標高が年々変化していると言われています。
実際に一年で4mm高くなってるという報告があり、標高が高くなるだけでなく、山頂が北東へ年間3~6mm移動しているそうです。
しかし、他の報告書によると、横への移動はもっと大きく、山頂は風化が激しいことから侵食が進みやすく、標高も変化しやすいため、これ以上標高は高くはならないという説もあります。
エベレストの標高の覚え方
何かの機会に、エベレストの標高がスラスラ出てくれば、周囲から感心されるかもしれません。
そこで、エベレストの標高の覚え方をちょっとご紹介しましょう。
覚え方1:「三浦パパ(88)、シワ(48)の顔でエベレスト登る」
2013年、史上最高齢の80歳でプロスキーヤーの三浦雄一郎さんがエベレスト登頂に成功しました。
この時次男の豪太さんも一緒だったということで、三浦パパとなるわけです。
三浦さんの顔の刻まれた味わい深いシワを覚えている方も多いと思います。
覚え方2:「林家(8848)三平エベレストに登る」
8848は、「はやしや」とも読めますね。
実際にはみなさん登っていませんが、別に三平じゃなくてもこん平でもパー子でも構いません。
そろってキャラが濃いので以外と忘れないのではないでしょうか。
エベレストの標高について、いくつかの数値をご紹介しました。
結局、標高は8848mと覚えておけば、間違いないようです。
8848の覚え方については他にもいろいろ言われていますが、インパクトのあるものを2つご紹介しましたので参考にしてみてください。