喪中の範囲と年賀状のマナーについて。失礼にならない挨拶とは

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喪中に年賀状を出してはいけないというのは誰もが知っているマナーです。

しかし、ビジネスの関係上、新年のご挨拶をしたいという方もいるかもしれませんし、喪中の範囲は何親等以内で時期はとれくらいなのか困っている方もいるかもしれません。

喪中の範囲はいつからいつまでで、自分から見て何親等までが範囲なのか、年賀状を出してもいいのか調べてみました。

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喪中の範囲

喪中は自分の二親等以内の誰かが故人になった時に服す期間のことです。

二親等以内なので、両親、配偶者、祖父母、子ども、孫、兄弟が範囲となります。

時期は自分との関係により異なり、両親が半年から約1年、子どもが3ヶ月から1年、祖父母と兄弟が3ヶ月から半年となります。

孫については、資料が見つけられなかったのですが、3ヶ月から半年が妥当なのではないでしょうか?

三世帯同居の家族で、自分から見て父方の祖父が亡くなった時、父は1年後に喪明けし、自分は半年で喪明けとなりますが、この場合、家族の年長者に合わせ、自分も1年間の喪に服すのがマナーです。

ビジネス上の付き合いでは年賀状を出す人も増えている

最近ではプライベートでの付き合いがある方には喪中葉書を送り、ビジネス上の付き合いのある方には年賀状を送るという方が増えているようです。

他には、二親等以内だけれど、別居をしていたという場合、喪に服さずに、いつもどおりに年賀状を出すという方もいます。

年賀状の代わりに喪中葉書を出そう

喪中の範囲は最長で1年なので、どうしても正月は喪中となってしまいます。

その時、年賀状ではなくて、喪中葉書を出すのがおススメです。

喪中葉書は正式には「年賀欠礼状」と言います。

身内に不幸があったことを知らせる葉書と思っている方も多いようですが、本来は、「現在、自分は喪中なので、新年の喜びをお伝え出来ないことをお詫びします。失礼致します」という挨拶状です。

遅くとも12月初旬にまで出すのがマナーです。

これは、相手が自分に年賀状を書かなくてもいいようにという配慮で、出来れば、11月中には出してしまいたいものです。

最後に、喪中といってもビジネス関係の方には年賀状を出すなど、マナーが多様化してきているようですから、厳密に守る必要はないということでしょう。

ちなみに、年賀状を出すのはマナー違反とされてきましたが、年賀状を受け取ることはマナー違反ではありませんから、喪中に受け取った時はありがたくいただいておきましょう。

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