宅配ピザの原価は数百円!高いのはなぜ?驚きのからくり


誕生会やクリスマスなど人の集まるパーティーから、1人暮らしのガッツリ夜食にも便利な宅配ピザ。

疲れたときにも自宅にいながら美味しいピザが食べられるのだから、手ごろな値段にすれば売れるのでは?と思って調べてみました。

宅配ピザの原価と実際に売られている値段にどれくらい差があるのか、なぜ宅配ピザが高いのか、からくりをわかりやすくまとめました。

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宅配ピザの値段と原価

普段は宅配ピザを食べていて、たまにピザ屋さんに外食に行くと違和感を覚えることがあります。

それはピザ屋さんで食べるピザの方がトッピングが豪華でフレッシュなのに、なぜか宅配ピザと値段が変わらなかったりむしろ安いことが多いからです。

宅配ピザの材料でメインとなる小麦粉やトマトは安く仕入れることができ、他のチーズやトッピングの材料も高級食材を使っているというわけではありません。

実は1枚2,000円~3,000円ほどの宅配ピザの原価は値段の10~30%と言われています。

つまり、2000円ほどのピザの原価は200円~600円というわけです。

ではなぜ原価が安いのに売っている値段が高いのでしょうか?答えは宅配というシステムにありました。

宅配ピザは「売れすぎるほど安くなく、買ってもらえる程度に高い金額」を設定することが一番重要なのです。

なぜなら注文を受けたら店員がお客さんの家まで配達することが前提なので、安く提供して多くのお客さんから注文が入ってしまうと、スタッフの人数が足りなくなって配達できなくなる恐れがあるからです。

また、宅配スタッフの保険やバイクの維持費など、原価以外のコストが高いことも上げられます。

納得の割引サービス

なぜ宅配ピザが高いのかわかると、その割引サービスの仕組みもわかってきます。

ピザ屋の割引サービスは「○枚以上で%引き」「サイドメニューとのセットでお得」という一組のお客さんから複数商品を注文することでお得になるもの。

もしくは、「持ち帰りで○%引き」や「テイクアウトのみプラス1枚が無料」など、持ち帰りでお得になるものに分かれます。

複数商品を注文してもらうことで客単価を上げたり、持ち帰りで宅配の件数を減らすことで待機する宅配スタッフのコストが抑えられるのです。

どちらも飲食店で食事するときの割引より、値引きされる金額が高く設定されていることも多いので宅配のコスト>原価ということが良くわかります。

まとめ

カフェの珈琲が高い理由は場所や時間などの空間、サービス料も含まれているという話は良く聞きますが、宅配ピザは場所や空間は必要ない代わりに宅配という最大のサービスの金額が含まれて居ます。

最近ではインターネットでいつでも手軽に注文することができますので、家族や友人が集まるときにはお店に行って料理が来るのを待つよりも事前に宅配ピザを注文することで団欒の時間がゆっくり取れます。

1人や2人で食べるときにはお店まで受け取りに行って、大人数で何品も頼むときは宅配にするように使い分けてみましょう。

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