日本の夏でも気温が30℃を超えたあたりから暑くて汗がダラダラと出てきますが、世界には目を疑うような気温の国々があります。
観測された歴代の最高気温が凄い記録を持つ国をランキング形式でご紹介します。
最高気温ランキング!歴代ベスト3!
第3位 マリ共和国 54.5℃
マリ共和国は西アフリカの国で、サハラ砂漠の南側に位置しています。
常に暑いうだけでなく雨季と乾期があり、6月~10月が雨季で毎日雨が降り続けてそれ以外は乾期で雨が降らないという過酷な気候です。
第2位 リビア 同じく2位 チュニジア 55℃
リビアの中で最高気温をたたきだしたのは、内陸のアルジェリア国境近くに位置し、かつてはサハラ交易の中心点となっていたガダミスです。
同じくランキング2位の記録があるチュニジアとリビアは隣同士で、どちらも砂漠が近くにある国です。
第1位 アメリカ (デスヴァレー国立公園) 56.7℃
アメリカは国土が広いため気候は各地で全く異なる気温を観測し、カナダより北に位置する-62℃という最低気温を観測したアラスカだけでなく主要都市のシカゴも冬には-11℃を記録するなど国内での気温の差は凄まじいものがあります。
歴代の世界最高気温で最も暑い記録を観測したデスヴァレーでは、公園の職員がフェイスブックに投稿した、暑さだけで目玉焼きを作る動画「デスヴァレー式」というものが有名になりました。
正しい方法は2時間暑いデスヴァレーの岩の上にフライパンを置き、暑くなってから卵を落として焼けるまで気長に待つのですが、観光で訪れた人がそのまま卵を岩の上に割ってしまうことが増えてしまったそうです。
デスヴァレー式目玉焼きは時間がかかるので観光で行っても諦めましょう。
まだまだあった?歴代の最高記録
1位から3位は歴代の公式記録からランキングにしましたが、その他の記録でイラクの58.8℃やジブチ共和国71℃という説もあります。
実際、日本の気象庁の記録では長年にわたりイラクのバスラ58.8度が最高気温で記載されていましたが、1934年に日本で出版された「気象学」に誤って記載されていたデータであり実際にはもう少し低い気温だったようです。
そのため58.8℃が世界で一番高い気温という情報は日本や、日本の文献を使用したと言われる韓国などわずかな国でしか記録に残っておらず、世界の国々では認知されていません。
また、最高気温71℃という噂があるジブチ共和国は平均気温が世界一と言われ、気候が安定して暑く夏場になると平均気温が30~48℃ほどになります。
しかし外務省やジブチ共和国大使館のサイトやなどで調べても50℃になった話は記載されていましたが70℃というものはなく、71℃の記録は非公式記録のようです。
とはいえ、歴代のランキングには上がらなかったものの暑すぎて蚊がいない。昼寝をするときに服を水で濡らすなど夏の暮らし方を聞くだけで気温が高い大変さがわかります。
まとめ
・気温ランキング上位国は常に暑い場所もあれば、冬には寒くなり気温の差が激しい場所などさまざま。
・赤道直下の国はランキングには含まれておらず、日本よりは赤道に近いくらいの位置の国が多い。
・平均気温が世界一高くても最高気温が歴代で1番とはかぎらない。
日本で最高気温を観測するのが最南端の沖縄ではないように、歴代の最高気温を観測される条件は位置だけではありません。
内陸の地域、盆地、コンクリートや岩で覆われた地面などの条件によって世界で一番暑い場所となります。