冷え込みが激しくなってくると、車のフロントガラスに霜が付くことがあります。
朝の忙しい時間に、霜を取り除くのは大変です。
出来れば車に付くのを予防したいところ。
車のフロントガラスに付く霜は、何が原因なのでしょう。
霜の発生と原因を知って、車に付く霜を減らす対策をとりましょう。
車に付く霜の原因は何?
車に付く霜、寒い冬にはよく見られる現象です。
雲もなく日中よく晴れている夜に、冷え込みが厳しくなることがあります。
放射冷却といわれるこの現象。
この放射冷却によって昼間に温められた空気が、夜間に急激に冷やされることで空気中にある水分が細かな氷となって地表に降ります。
この細かな氷の正体が霜です。
地中の水分が地表で針状に凍結する「霜柱(しもばしら)」とは別物です。
外気温が低く寒さを感じるだけが、霜の降りる条件ではありません。
深夜の冷え込みが4℃以下になると、地面近くでは氷点下になります。
0℃以下になると、空気中の水蒸気が結晶化(昇華)して霜が降ります。
霜が降る季節は12月から2月頃で、雪の降る豪雪地帯でなくても霜は降ることになります。
風がなく冷え込みが激しい時には、車のフロントガラスに霜が付きやすくなるという事です。
車に霜が付かなくなる対策法
霜が付きやすいのは、朝方の冷え込みが厳しい時間帯です。
特に車のフロントガラスに、霜はつきやすいものです。
車のサイドガラスにはバイザーといわれるものが付いているため、霜が付くことはありません。
車のフロントガラスに霜が付かなくなる対策法として、外気に触れる場所に車を駐車しないことです。
霜は空から雨のように降るので、車を保護する物がない場所では霜が付きやすいのです。
車をガレージやカーポートなどの、屋根のある所へ駐車しましょう。
ガレージやカーポートがない場所での対策法は、フロントガラスに凍結防止カバーを被せておくことです。
カバーの下には霜が付かないので、効果は抜群です。
何度でも使えるので経済的ですが、風の強い時などは設置に面倒な事もあります。
フロントガラスについてしまった霜を落とす方法は、霜を溶かすのが一番です。
早く霜を落としたくて熱湯をかける人がいるかもしれませんが、フロントガラスに微細な傷があるとフロントガラスが割れてしまいます。
逆効果にならないように、霜をとるときに熱湯を使うのは止めましょう。
冷え込みの激しい冬場であっても、お風呂の残り湯が凍ることはあり得ません。
霜は氷の塊にはならないので、0℃よりもあたたかなおふろの残り湯で十分です。
車のエンジンをかけ、エアコンやデフロスターを起動します。
その間に、お風呂の残り湯を用意します。
ワイパーを動かして、用意した残り湯をフロントガラスに掛けましょう。
ワイパーを動かすのは再凍結防止の役割があります。
自分にかからないように、残り湯は助手席側から掛けるようにします。
面倒な解氷作業を避けるために、フロントガラスに撥水スプレーをかけ油膜が付かないようにします。
まとめ
霜が付くには、色々な条件があります。
霜が降りそうな日の前日には、対策をしっかりと取りましょう。