年賀状やお年玉の海外事情は?


ジングルベルを聞くともうすぐお正月。

年の瀬のあわただしい一日が過ぎていきます。

お年賀の準備は万端ですか?

暮れの挨拶、お歳暮、クリスマスカードにプレゼント。

お節料理にお年玉や年賀状。

年賀状やお年玉は海外ではどうなのでしょうか?

日本独自の行事と思われがちな、年賀状とお年玉について調べてみました。

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年賀状とお年玉の起源

今でこそ一般的になってきた年賀状やお年玉。

その起源はいったいいつ頃の事なのでしょう。

年賀の書状が正式に取り入れられたのは、7世紀の初めの大和朝廷時代でした。

いつだれが始めたものかはわかりませんが、「年賀の書状」というものが貴族階級の中にはあったようです。

今でこそ珍しくない「くじ付き(お年玉付き)の年賀状」の起源がいつ頃かといえば、それは戦後の混乱期です。

「年賀状」は京都出身の林正治という人が、自ら考案した賞品付き年賀状を郵政省に持ち掛けたのが始まりです。

戦後の混乱期にあった日本で「賞品付き年賀はがき」を発売するには、かなりの反発があったと思われます。

反対意見のある中、採用された日本で初めての「お年玉くじつき年賀はがき」は1949年(昭和24年)に発売になります。

小さい頃はこれが新年の楽しみの一つでしたね。

年の初めに歳神様(家長)からいただく「御魂(みたま)」=「餅玉」がお年玉の起源とされます。

お餅がお金になったのは、高度経済成長期の昭和30年後半とされます。

海外の風習に年賀状・お年玉の習慣ってあるの?

元旦に郵便局から配達される年賀状と言われるものの習慣は、海外にはありません。

日本から送る場合、国際郵便になるので切手を20円ほどプラスします。

日本から送っても郵便事情が違うため、元旦に年賀状が届くという保証もありません。

日本でいう年賀状は新年のあいさつを表すものです。

今でこそ挨拶状として日本の年賀状を海外へ送るのは問題ないようになりましたが、1999年以前は「海外宝くじ」と位置付けられ送付禁止品でした。

ですが、日本のように元旦に挨拶状として郵便物が届くことはないようです。

海外の場合は「クリスマスカード」や「グリーディングカード」といわれるものが主流です。

ではお年玉はどうでしょう。

お年玉と言われる風習や習慣も、日本やアジア地域の独特な文化の様です。

中国やベトナム、台湾では、赤い包にお金を入れて正月や旧正月に配ります。

日本のお年玉と違うのは、未婚の人や大人でもあげたりもらったりが出来る所。

台湾では子供が社会に出て独り立ちしたら立場が逆になり、子供が両親へお年玉をあげる立場になります。

まとめ

国が違えば風習や習慣も違います。

日本独特の考え方や、海外でのお正月に対する考えも違いがあります。

習慣の違いで恥はかかないようにしたいものです。

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