ビートルズ来日の宿泊ホテルと前座の出演は?

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歴史に名を残すイギリスのロックバンドグループのビートルズ。

1960年代に世界中で活躍し、ロック音楽の全盛期を築き上げました。

当時の若者に大人気だったビートルズは、日本にも来日しました。

来日のときには、ビートルズが宿泊したホテルや、来日公演での前座演奏も大変話題となりました。

当時のビートルズ来日は、どんな様子だったのでしょうか?

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ビートルズが来日したホテルは?

1966年6月29日の午前3時50分、ビートルズのメンバー4人が羽田空港にやってきました。

皆が寝静まる時間にもかかわらず厳重な警備の中、ピンクのキャデラックに乗ってホテルまで移動しました。

ビートルズが宿泊したホテルは、東京都千代田区の永田町にある東京ヒルトンホテルです。

このホテルはその後キャピトル東急ホテルという名になり、現在はザ・キャピトルホテル東急として建て替えられています。

このホテルは地上10階建てのホテルで、ビートルズはこのホテルの10階にあるプレジデンシャル・スイートという部屋に泊まりました。

国会議事堂に近い立地で、日枝神社が隣接していることもあり、外国人の要人、外国人スターからも人気の高いホテルです。

ビートルズは来日のとき、このホテルで記者会見を行いました。

6月29日午後3時、紅真珠の間でのできごとです。

キャピタル東急ホテルの1階、宴会場ロビーに「ビートルズの壁」記者会見のときの背景の壁が復元されています。

正方形の小さい切妻屋根がたくさん埋め込まれたような金色の壁です。

宴会場を使用していない時には見学可能のようですので、希望の人は事前にホテルに問い合わせるとよいでしょう。

現在でもキャピタル東急ホテルはビートルズの泊まったホテルとしてよく知られています。

警備上の都合もあって、7月3日に日本を出発するまで、ビートルズは基本このホテル内で過ごしました。

ビートルズ日本公演の前座は?

ビートルズの日本公演は、来日の翌日6月30日(夜のみ)、7月1日、2日(昼、夜)の5回行われました。

ビートルズ本公演の前に日本人による前座演奏が1時間行われました。

当時人気のロカビリー歌手、尾藤イサオ、内田裕也をツインボーカルに立て「ウェルカムビートルズ!」の一声で幕を開けました。

バンド演奏はジャッキー吉川とブルーコメッツ、そしてブルージーンズの合同メンバーによる演奏で、当時の日本唯一の豪華編成でした。

「君にしびれて」がヒットした望月浩、桜井五郎も前座出演しました。

ロカビリーのロック歌手以外にも前座で出演したグループがあります。

後年「8時だョ!全員集合」や「ドリフ大爆笑」でお茶の間の大スターとなるザ・ドリフターズのメンバーです。

加藤茶のドラム、荒井注、仲本工事、高木ブー、いかりや長介でギターやベース、ボーカルを担当していました。

ザ・ドリフターズはコメディアングループとしてその後国民的な支持を得るのですが、この前座でのバンド演奏は明らかにプロレベルのものです。

ウケをねらって笑いを取りながらも一糸乱れぬ歌と楽器を操る見事は一流人そのものでした。

ビートルズ来日の宿泊ホテル、前座の出演は?のまとめ

ビートルズは6月29日から7月3日まで5日間という短い間、日本に滞在しました。

世界の大スター来日ということもあってどこへ行っても厳重警備、買い物や観光など日本をゆっくり楽しむ間もなく終わったようです。

現在は庶民も海外旅行へ行けるような時代になりましたが、ビートルズ来日の当時はまだ外国人を招き入れることさえ珍しかった時代です。

今となっては叶わぬ夢ですが、当時の日本の前座バンドとビートルズの競演をテレビでもいいから見て見たかったです。

せめて今できることとして、キャピタル東急ホテル1階にあるビートルズの記者会見の壁を、機会あれば見てみたいと思います。

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