ゆで卵や半熟卵、温泉卵の違いと超簡単な作り方


卵は完全栄養食と言われ、ビタミンCと食物繊維以外の全ての栄養素がある食材です。

低価格で手に入り、調理法も様々で料理のバリエーションを広げてくれる卵は冷蔵庫に常備している方も多いのではないでしょうか。

ゆで卵や半熟卵、温泉卵はシンプルに殻のまま茹でて作るお手軽な一品ですが、ゆで加減によって失敗しやすい調理方でもあります。

それぞれの違いと、作り方をまとめました。

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ゆで卵、半熟卵、温泉卵の違い

ゆで卵、半熟卵、温泉卵の違いは茹でる時間と方法、白身と黄身の状態、消化にかかる時間です。

ゆで卵は一番長く茹でて作るため、白身も黄身もしっかりと固まって、半熟卵は白身は固まっているけど黄身は半熟な状態。

温泉卵は一度火を止め、お湯が沸騰していない状態で作るため白身が半熟になり黄身の方が少し固まっています。

卵は白身と黄身で凝固温度の違いがあるため、温度調節によって状態がかわるのです。

白身の凝固温度は75~80℃、黄身の凝固温度は65~70℃と、黄身の方が低い温度で固まるので温泉卵は白身よりも黄身が固くなります。

作るときだけでなく、食べてから消化されるまでの時間も全然違います。

生卵の消化時間、ゆで卵の消化時間は2時間半以上かかるのに比べ、半熟卵や温泉卵は1時間半程度です。

ちなみに卵焼きや目玉焼きは3時間以上かかるといわれています。

作り方

ゆで卵の作り方

1.鍋に卵が完全につかるくらいのお湯を沸かし、沸騰したら弱火にして卵を入れます。

2.強火に戻して10~13分程度茹でます。

3.火を止めお湯を捨て、卵を冷水に入れます。

ゆで卵は14分以上茹でると黄身が変色してしまうので、おいしそうな黄色い黄身のゆで卵を作りたいときには気をつけましょう。

半熟卵の作り方

1.鍋に常温に戻した卵を入れ、卵がしっかりつかるほどの水と一緒に火をかけます。

2.沸騰したら火を止めて蓋をし、3分おく

3.お湯を捨て、卵を冷水で冷やす

温泉卵の作り方

1.鍋に水を入れて沸騰させ、火をとめる。

2.卵を入れて12~15分放置する。

ゆで卵、半熟卵、温泉卵をお湯で茹でて作る場合には鍋の中をかきまぜると黄身が端っこに寄ってしまうのを防ぐことができます。

混ぜすぎると卵同士がぶつかってヒビが入ってしまうことがあるので、やさしく混ぜましょう。

また、お湯がグツグツと沸騰している状態に冷蔵庫から取り出してすぐの卵を入れると割れてしまいます。

卵の急激な温度変化を防ぐため、卵を常温に戻しておくか、茹でる前に40℃ほどのお湯に10分ほどつけておきましょう。

卵を入れるときには火を弱めて、お湯がボコボコ煮え立っている状態を落ち着けてからそっと入れることでヒビ割れを防ぎます。

まとめ

卵を半熟にするかしないかは人によって好みがあります。

自分の好きな固さになるよう調節して、自分だけの黄金比を見つけましょう。

一つ気をつけて欲しいのは、卵は茹でると生卵のまま保存するよりも日持ちがしなくなります。

ゆで卵は2日以内、半熟卵や温泉卵を家庭で作る場合は作った日に食べきりましょう。

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