トカラ列島で相次ぐ地震!熊本地震との関連は?

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トカラ列島は鹿児島県の南西部に位置する島々です。

そのトカラ列島で、2016年に入り相次いで地震が発生しています。

地震といえば、どうしても4月に発生した熊本地震が思い浮かびますが、熊本地震との関連性も気になるところです。

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トカラ列島の群発地震

トカラ列島では震度1程度の地震は珍しくありませんが、2016年2月に入って震度3以上の地震が度々観測され、7月までに震度3~4の地震が10回観測されています。

それまでの5年間を見ると、2011年に4回震度3の地震を観測していますが、その他は年に0~1回観測する程度ですので、明らかにその数が増加していることがわかります。

トカラ列島の地震の原因

トカラ列島は南西諸島の鹿児島側に位置する島々です。

この辺りはフィリピン海プレートと、ユーラシアプレートがぶつかり合う場所に近接しており、その発端は南海トラフともつながっています。

また、トカラ列島の諏訪之瀬島には活火山があり、現在も活発な火山活動が見られています。

そのため、トカラ列島の群発地震は火山性の地震であるという見方も少なくありません。

熊本地震との関連は?

トカラ列島の地震が特に目立ち始めたのは2016年2月以降です。

熊本地震が起きたのは4月14日ですが、トカラ列島でも4月の24日に震度4の大きな地震を観測しています。

トカラ列島と熊本の距離の近さを考えると、この二つには関連性があるのでは、と考えたくなりますが、そうではないという見方が強いようです。

トカラ列島には前述した通り、活火山のある諏訪之瀬島があり、今回の地震についても、この火山活動に伴うものとみられています。

一方、熊本地震はプレートの沈み込みに伴い、プレート内部に波及した力が内陸の岩盤を砕くことで起こる内陸地殻内地震です。

火山性地震は断層の動きだけでは説明できない部分があり、通常はプレートの移動に伴い起こる地震とは分けて考えられますので、この二つの関連性について、取り立てて指摘している専門家は少ないようです。

ただ、プレートの沈み込みが火山の原因となるマグマを発生させることを考えれば、火山活動の活発化やそれに伴う群発地震の増加の前後に大きな地震が起こる可能性は否定できません。

まとめますと、トカラ列島では2016年に入ってから震度3以上の大きい地震が増加しています。

これらは、火山性の地震との見られており、2016年4月に起こった熊本地震とは、直接関係ないと思われます。

しかし、プレート運動と火山活動は無関係ではないため、引き続き地震に注意するとともに、しっかりした防災対策が求められます。

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