領収書には収入印紙の貼っているものとそうでないものがあります。
領収書を発行する際は金額が5万円を超える場合は収入印紙が必要です。
もらった領収書に、この収入印紙がない場合はどうなるのでしょうか？
収入印紙がない領収書は無効なのでしょうか？
収入印紙のない領収書は無効？
会社の経費で物を買ったりする場合は必ず領収書を発行してもらいます。
この領収書は、金額が5万円を超える場合は収入印紙を貼る必要があります。
ではこの収入印紙が貼っていない領収書は無効なのでしょうか？
答えは有効です。
領収書の収入印紙は発行する側が貼る必要があり、収入印紙は印紙税という税金に当たります。
つまり、領収書を発行する側が税金を納めていないということになるだけなので、もらう側の会社の経費計上には問題はありません。
ただし、自分が領収書を発行する場合は注意しないと罰則があります。
領収書の代わりにレシートで経費を計上したい
領収書ではなくレシートで経費を計上することは可能なのでしょうか？
これは可能です。
レシートも証拠書類として有効ですので、経費計上するのに何ら問題はありません。
レシートには支払先、支払日、支払った内容がすべて記入されているため、むしろ、下手に１００円ショップで買ったような領収書に比べてはるかに信頼できる証拠と言えます。
収入印紙の金額
5万円以上の領収書に貼らなければならない収入印紙ですが、これは金額によって印紙代も違ってきます。
自身が領収書を発行する立場であるなら確認しておきましょう。
・5万円未満…印紙必要なし
・100万円以下…200円
・100万円～200万円…400円
・200万円～300万円…600円
・300万円～500万円…1000円
・500万円～1000万円…2000円
・1000万円～2000万円…4000円
・2000万円～3000万円…6000円
・3000万円～5000万円…1万円
・5000万円～1億円…2万円
・1億円～2億円…4万円
・2億円～3億円…6万円
・3億円～5億円…10万円
・5億円～10億円…15万円
・10億円以上…20万円
といった具合です。
さすがに億の単位の領収書を切ることは一般の方はあまりないとは思います。
まとめ
領収書の収入印紙は発行する側が貼るべきものなので、仮になくても経費の計上には問題はありません。
また、レシートも領収書の代わりとなりますので、こちらも経費として扱えることを覚えておきましょう。
また、自分が領収書を発行する立場ならば、収入印紙を貼ることを忘れずに！
収入印紙を貼っていなかった場合は罰則がありますのでご注意下さい。