誕生日がうるう年のひとは4年に1度しか歳をとらないのかというと、そんなわけはありませんよね。
そう思うことは自由ですが、体は確実に年齢を重ねていきます。
しかし実際どうなるかというのは、あまり知られていないかもしれません。
うるう年生まれのひとに誕生日プレゼントを渡したいときは、いつ渡せばいいのでしょうか。
そこで、うるう年のひとが年齢を重ねる瞬間について紹介していきたいと思います。
うるう年がないとどうなる?4年に1度のうるう年の仕組み
そもそもうるう年とは何なのか、いざ聞かれてみるとちゃんと説明できないひともいるのではないでしょうか。
通常、ひと月は30日か31日までありますが、2月だけは少し短く28日までしかないことはご存じだと思います。
太陽暦では地球の自転や公転の周期から、1日を24時間、1年を365日と決めていますが、実はこれにはほんの少し誤差があります。
この誤差が少しづつ積み重なった結果、1年というのは厳密にいえば365日と5時間48分になるのです。
この誤差をそのまま放置しておくとどうなるかというと、1年が経過するごとに少しづつ時間がずれていってしまいます。
さらに放置すれば季節までずれていき、8月が冬になってしまったり、まったくとんちんかんなことになってしまいます。
それを防ぐために4年に1度、2月29日を作り、1年を366日にすることで誤差を修正しているのです。
うるう年に生まれたひとが年齢を重ねるタイミングは?
しかし4年に1度とはいえ、うるう年の2月29日に生まれるひともいるはずです。
うるう年生まれの場合、誕生日を祝う日にちがどうなるかについては各家庭によって変わってきますが、年齢が増えるタイミングはちゃんと決まっています。
法律によると、うるう年のひとが平年に歳をとるタイミングは「2月28日が終わった瞬間」ということになっています。
つまり平年であれば3月1日になった瞬間に年齢がひとつ増えるということになります。
本当は2月29日生まれなのに、2月28日が終わり、誕生日を迎えた瞬間に3月1日になっているのは少し寂しい気もしますが、こればかりはどうなるものでもありません。
もしも平年に、うるう年生まれのひとへ誕生日メールやプレゼントを渡す際は3月1日に渡すほうが自然な感じがしますね。
まとめ
うるう年生まれのひとは運転免許証や保険などの手続きの際に面倒くさいこともあるようです。
そのため昔のひとは2月29日に生まれても、誕生日をずらして3月1日で届け出をだしていた方などもいたといいます。
しかし4年に1度の2月29日生まれのひとは、考え方によっては相当少ない確率で生まれてくる、ものすごくラッキーな方とも言えます。
オリンピックやワールドカップのように、うるう年の2月29日が来た際には盛大な誕生パーティを開いてもらいたいものです。