海水浴や農作業など、長時間にわたり太陽の下で活動していると、日焼け止めを塗っていても日に焼けてしまうことがあります。
肌が赤くなってしまいヒリヒリと痛みを感じてしまうと、その痛みはしばらくとれません。
肌にとって日焼けは、やけどと同じ状態なので、早めの治療が必要です。
日焼けをしたときに簡単にできる治療法
日焼けした部分を冷やす
日焼けした場合でも通常のやけど治療と同じように、日焼けした部分を冷やすことが大切です。
体全体を冷やすと体温が下がってしまうので、なるべくシャワーなどで日焼けの患部だけを冷やしましょう。
日焼け範囲が広範囲にわたる場合は、濡れタオルなどを当てましょう。
ヒリヒリとした痛みが続くと氷などを当てたくなりますが、患部を急激に冷やせばいいというものではありません。
むしろ凍傷などのリスクもあるので、氷で冷やす際は直接当てるのではなくアイスバッグに入れてさらにタオルを巻くなど、冷やし過ぎないように気をつけましょう。
肌を乾燥から守る
日焼けをした肌は熱をもっているため、水分が蒸発しやすく乾燥しがちです。
肌を水で冷やすことで痛みを軽減させることはできますが、それだけでは保湿をするまでには至っていません。
患部を水で冷やしたあとは、アロエローションや保湿クリームで肌の乾燥を防ぐようにしましょう。
水分を補給し内側から治療する
日焼けをしたあとの体は普段よりも水分が不足しがちなので、こまめに水分を補給することを忘れずに。
また日焼けは自然治癒で治療していくことになるので、体の回復力を高めるために早めの睡眠を心がけましょう。
日焼けした患部の赤みや痛みが引かない場合や、時間が経って痛みが増す場合は、病院へ行って医師に相談しましょう。
日焼けをしたときにやってはいけないこと
皮をはがさないこと
日焼けした部分が治りかけて新しい皮ができてくると、古い皮がはがれてきます。
見た目が気になってついついはがしてしまいたくなりますが、今はまだ皮膚が再生している途中の段階です。
無理に皮をはがしてしまうとシミになってしまうこともあるので、強い刺激を与えずそのままにしておきましょう。
できるだけ日光に当たらない
日焼けが治りかけの状態の場合は普通の肌に比べて敏感になっています。
普段よりもダメージを受けやすいので上着や帽子をかぶり、直射日光を受けないようにしましょう。
日焼け止めクリームを塗ることも有効ですが、肌にやさしいものを使用しましょう。
まとめ
日焼けをしてしまった際には以下の4つのことを心がけましょう。
・日焼けをしてしまったときは、出来るだけ早く水で冷やす。
・日焼けをした肌は乾燥しているのでクリームなどで保湿する。
・水分補給を心がけ体の中から治療する。
・しっかりと睡眠をとり自己治癒力で回復させる。
日焼けはやけどと同じなので、焼けてしまうと肌がダメージを負うことになります。
シミやそばかすを作らないためにも、日焼け止めや紫外線グッズを活用し、日焼けをしないように事前に予防することが大切です。