百貨店の化粧品売り場が1階に多い理由について


全国に様々な百貨店がありますが、どこの百貨店の1階といえば「化粧品売り場」というイメージがありませんか?

もちろん全ての百貨店やデパートが1階に化粧品売り場があるとは限りませんが、メインの入り口となる階には、必ずと言っていいほど化粧品売り場があります。

「百貨店なんだから、化粧品じゃなくても有名ファッションブランドとかいろいろあるのに、なんで化粧品なんだろう」と思った事はありませんか?

そこで今回は「なぜ百貨店の1階には化粧品売り場があるのか」という事について、その大きな理由を2つ紹介します。

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百貨店やデパートのメインターゲットは女性

1つ目の理由として、百貨店やデパートは、沢山の種類の商品、品質の多い物がありますが、どちらかと言えば女性向けのブランドやメーカーが多く入っています。

それは男性に売る気がないという事ではなく、大きなメインターゲットとして「購買意欲のある女性」としている場合がほとんどだからです。

ではなぜ、女性がメインターゲットでも1階が化粧品売り場となるかというと、女性のお客様の動線を考えると、化粧品売り場から始めることが集客に繋がるからです。

化粧品売り場は、各ブランド・メーカーの担当者が商品の説明やメイクを直接してくれるサービスがあるため、他のアパレルなどに比べるとお客様が各店舗に滞在する時間も長く、より多くのお客様と売り場担当者のやり取りが、入店したお客様にも目に入りやすくなるため、華やかさや賑わいを見せる事が出来るからです。

化粧品の販売は一石二鳥

とても華やかさやを感じる化粧品売り場ですが、化粧品その物はとても利益率が高い商品です。

現在は百貨店やデパートだけでなく、スーパーやドラッグストアでも化粧品が安く販売されていますが「安い物はそれなりの価値しか得られない」という事も、ほとんどのお客様が理解していて「美しさを得るには良い物が必要」というニーズを持った方も多く、良い物であればある程の値段であっても売れるのです。

それに化粧品は消耗品なのでリピート率もの高いため、アパレルなどに比べると、売る側からしてもとても良い商品なんです。

また、化粧品売り場の担当者は契約や派遣社員も多いため、人件費も抑えられると言われています。

このように、利益率も良く、見た目の華やかさやから集客力もあり、人件費も抑えれる化粧品は、百貨店の1階フロアを使う十分な理由があります。

まとめ

上記のような理由以外にも「化粧品売り場は、様々な香りが混在するため1階に出店している」など様々な理由もあるようですが、大きな理由はこの2つではないでしょうか。

1階に化粧品売り場を作っている理由には、デパート全体のお客様の動線や販売戦略が隠れていました。

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