鏡の前で舌を出して見て見ると白くなっていることがあります。
これは舌苔(ぜったい)といい、多すぎる場合は口臭の原因や味覚に鈍感になってしまいます。
重曹やはちみつを使うことでスッキリと舌に優しく除去できます。
舌苔の原因
舌苔は誰にでもあり、舌が白いことは普通なので少量なら問題はありません。
しかし、食べカスや古い角質などが舌のザラザラに溜まり腐敗してしまって白く見えている状態なので細菌が発生してしまい口内環境は良くありません。
舌苔はストレスや疲れ、睡眠不足の状態が続き唾液が少なくなっている時や風邪や口内炎でも増えることがあります。
胃腸の調子いときには増えやすいので暴飲暴食も一つの原因と言われており、生活習慣が影響していることも多くあります。
また、舌の機能が低下して動きが悪くなっていると擦れて取れることが減るため溜まりやすくなります。
少しの量なら病院など行く必要はありませんが、溜まりすぎると舌の機能が低下し唾液が減るので更に舌苔が溜まり悪循環になります。
舌苔を除去する方法
舌苔を除去するときに、爪で舌をひっかいたり歯みがきでゴシゴシこすってしまうと舌を傷つけてしまい味覚、滑舌、唾液分泌などに支障が出る場合があります。
また、除去してしまうと口の中を守る細菌まで一度消えてしまうため悪い細菌が増えやすくなりますので方法は慎重に選びましょう。
はちみつや重曹は簡単に自然と舌苔を分解することができるのでダメージがなく適度に除去できます。
使用するはちみつは砂糖が混ざっているものだと効果が薄れるので原材料を確かめて使いましょう。
方法は舌の上にカレースプーン1杯ほどのはちみつを口に含み、ころがすように舐めるだけです。
重曹を使って除去する際にはケーキを作るときに使うベーキングパウダーが食用としてできているため安全で無味無臭、純度も高いため最適です。
500mlのペットボトルに水を入れて3gの重曹を溶かして重曹水を作ったらコップに移し、口に含んだらクチュクチュとすすぐようにして吐き出して下さい。
舌苔などの汚れはほとんどタンパク質でできているので弱いアルカリ性の重曹水で溶かすことができるのですが、重曹は自然の物質ですので安全に使用できます。
この方法は舌苔の除去以外にも抗菌効果があるので虫歯予防や歯周病予防にも効果的です。
まとめ
舌苔は食べカスや古い角質、雑菌などが溜まって口臭だけでなく味覚や舌の動きにまで悪影響があるので
はちみつや重曹を使って自然に分解する除去方法を習慣づけることで口内環境の改善ができます。
・ゴシゴシ擦ったり舌にダメージを与える方法で除去すると逆効果
・はちみつを使うと舐めるだけで簡単
・重曹は虫歯や歯周病も予防できるので一石二鳥
舌苔は体調を表すサインでもあります。
あまりに舌苔が多い日が続く場合や白以外の舌苔などがあり異変を感じたら一度病院へ行きましょう。