近頃、食の欧米化に伴い生活習慣病のリスクが高まっています。
ファーストフードなどの高カロリー、高脂肪の食事もメジャーになってきており、今後より一層、生活習慣病の対策が必要になってきます。
生活習慣病による、脳卒中や、脳梗塞、心筋梗塞などの深刻なリスクを回避するために、運動などに取り組まれている方も多いのではないでしょうか?
もちろん運動は生活習慣病の予防に非常に効果的です。
運動も生活習慣の一つなのですから、生活習慣病予防に運動は欠かせません。
運動と並んで大切なのが食事です。
生活習慣病の理由の一つは、前記した食の欧米化にあるので、これを見直すことは生活習慣病予防に必要不可欠でしょう。
生活習慣病予防、特に脳卒中予防に効果的な食べ物や飲み物をご紹介します。
マグロ
マグロの脂肪は牛肉や豚肉とは種類の違う脂肪酸が含まれています。
この、マグロに含まれる脂肪酸は血液を固まりにくくし、血栓の生成を防ぎ、脳卒中予防に効果的です。
ジャガイモ
ジャガイモにはビタミンB1、B6などのビタミンB群が含まれています。
ビタミンB群には動脈の効果を防ぎ、脳出血のリスクを下げることが出来ます。
また、ジャガイモにはパントテン酸が含まれており、パントテン酸には血圧を下げ、高血圧などの予防にもなります。
日本人はパントテン酸を含む食べ物を摂取する機会が少なく、高血圧や頭痛、肩こりになることが多いので、ジャガイモは日本人には欠かせない食べ物といえるでしょう。
大豆
大豆には肉類とは違う、植物性のタンパク質が含まれているため、血管を強くし、脳卒中を予防してくれます。
また、肉類と違い、脂肪を同時に摂取せずに済むので、タンパク質の補給は豆類からするのが好ましいでしょう。
緑茶
緑茶に含まれるカテキン成分が脳卒中のリスクを下げるという研究結果が出ています。
緑茶を毎日飲む人は飲まない人に比べて、脳卒中のリスクが下がったということから、緑茶に含まれるカテキン成分の抗酸化作用が血管の保護につながったのではないかとされています。
しかし、これに関しては研究段階であり、本当に緑茶が脳卒中予防に効果的かは、現在は確証はありません。
ただ、身体によい飲み物であるとは言えるでしょう。
牛乳及び乳製品
牛乳や乳製品も脳卒中や動脈硬化のリスクを下げる飲み物及び食べ物だとされています。
ただし、牛乳や乳製品には脂肪分が多く含まれているので、過剰摂取は逆に糖尿病などのリスクを高める危険性があります。
摂取するのは適度に、牛乳だとコップ1杯程度が1日の目安でしょう。
まとめ
脳卒中や動脈硬化の予防に効果的な食べ物や飲み物をご紹介していきました。
生活習慣病の予防に大切なのは、これらの食べ物、飲み物をバランスよく摂取することです。
身体に良いとされている食べ物や飲み物も、過剰に摂取すれば毒になります。
過ぎたるは及ばざるがごとし、と言われるようにバランスよく摂取することを心がけましょう。