ロレックスは高級腕時計ですから、大切に末長く使いたいと持っている人なら誰もが思うことでしょう。
ロレックスは精密機器のため、たとえ、目に見える不調がなくても3年から4年ごとのオーバーホールが欠かせません。
研磨すると時計が痩せ、外観が損なわれるんじゃないかと心配して、オーバーホールをしたいけれど、出来ないという人もいるかもしれません。
研磨されたら、外観はどうなるのか断ることも出来るのか調べてみました。
オーバーホールの3つの注意点
・防水性を保つために、ケースの研磨は4回から5回までしか出来ない。
・研磨を複数回行うと、どうしても時計が痩せてしまう。
・研磨が下手な時計屋の場合、時計の外観が大きく損なわれる。
どれも研磨ゆえの弱点ですが、5回ほど研磨を行い、もう研磨が出来なくなったロレックスをオーバーホールする際は、シリアルナンバーを再打刻した新ケースとの交換を了承しないと、受け付けてくれないそうです。
オーバーホールは日本ロレックスの修理窓口に持ち込んだ方が失敗はしないのですが、通常でも5万円以上は覚悟をしないといけないのに、長い間、オーバーホールをしてこなかった時計を持ちこむと10万円以上掛かるかもしれないというデメリットもあります。
そのため、正規よりも安くオーバーホールが出来る時計屋に持ち込む人も少なくないですが、信頼出来る時計屋さんを見つける必要があります。
ただし、時計屋でもロレックスの場合は、ロレックスの修理窓口に送る場合があるそうです。
そうなると、修理代金の他に郵送料などの手数料が請求され、逆に割高になります。
●研磨をしたら傷はどれくらい減るの?
細かい傷はかなり減り、見栄えが良くなるそうです。
ただし、ある程度の深い傷はやはり残るそうですから、研磨をしたからといって、完全に新品同様になるということはありません。
研磨をしないのも選択肢の1つ
オーバーホール時、「研磨はしないで下さい」や「軽めにお願いします」といったオーダーをすることが可能です。
時計が痩せるのが嫌だったり、傷も味のうちと思えるならば研磨をしないという選択をするのも手です。
実際に使っていると傷がつくのは当たり前だからと研磨をしないという方もいるようです。
最後に、研磨をすれば時計は綺麗になりますが、何回もやれば痩せてしまいます。
持ち主にとっては外観が少しでも変わることになるので嬉しくはないでしょうが、研磨が出来なくなった場合、ケースを交換することになるので、外観を買った当時に戻すことが可能です。
ケースにこだわらない限りは、研磨をしてもらった方がいいかもしれません。