潮時の語源とは?間違えて使うと恥ずかしい仕事の潮時


職場の同僚や上司から「この仕事そろそろ潮時じゃない?」と言われたら皆さんはどんな事を想像しますか?

潮時と言われてもショックを受けてはいけません、ネガティブなイメージが強い潮時という言葉は本来とても前向きな言葉なのです。

本当の意味は潮時の語源にあります。

潮時の意味と語源、正しい使い方をまとめました。

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潮時の語源と正しい意味

潮時の意味を調べると次の意味があります。

1.潮の満ちる時、引く時

2.物事を始めたり終えるのに適当な時、好機。

潮時は漁に出るとき、潮の満ち引きでタイミングを見て「最も良い状態で船をせる頃」という意味で使っていたのが語源です。

潮が満ちている時から、潮が引いていく様子を時間に例えた表現なのです。

波が穏やかで今から漁を始めるというときに使った言葉なので、最初は物事の終わりを指すものではありませんでした。

そのため、本来は物事を始めるの良いタイミング、新しいことを始めるのに良い頃合なので今やっていることを終わらせるという意味なのです。

使う場面

スポーツニュースや記者会見でよく引退する選手が使う言葉ではありますが、体力の限界など状況が悪くなって引退するときに使うのは間違いです。

野球ならピッチャー交代や他球団への移籍で、新しいことを行うと状況が良くなるときに使うのが正解なのです。

他にも、株をしている人ならば自分の持っている株の価値が一番高くなっているときが潮時と言えます。

仕事の退職時にも使いやすい言葉ですが、正しく使えるのは次のような場面です。

・条件が良い次の仕事のあてができた

・自分の能力が上がったことで新しい仕事にチャレンジができる

・副業が軌道に乗ったため独立する

まとめ

文化庁の発表した「国語に関する世論調査」にると、正しい意味で潮時を使っている人は60%いるそうです。

間違った使い方をされることも多くなってきた「潮時」ですが、やはり半数以上の人は間違いに気づきます。

仕事がうまくいかな時になんとなく「そろそろ潮時かな」なんて使うと恥ずかしい思いをしますので注意しましょう。

・漁を始める頃合である潮が引くときに使っていたのが語源
・意味は物事を始めたり終えるのに適当な頃合
・新しいことを行うと状況がよくなる時に使う

仕事の潮時は自然に訪れることもありますが、自分の仕事が評価されてキャリアを積んでいる人や、勉強を続けて能力を磨いている人には訪れやすいようです。

語源は海の潮ですが、仕事に関しては自分で潮を上げていってチャンスを掴むことができるのです。

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