身分証明書にもなる運転免許証。
免許取得から免許証をじっくりと見る人はいるでしょうか?
取得番号をみるとどのような意味があるのか気になりますね。
都市伝説まで生まれる、免許証の番号に含まれる意味を調べてみました。
免許証の番号の意味
免許証には12桁の番号が書かれています。
この12桁の番号は昭和56年に警察庁からの通達により、全国統一の形式で使われています。
この番号は免許保有者に割り当てられた、固有の番号です。
住所や氏名に変更があったり、新たに免許を取得したりしても変わることはありません。
各都道府県の公安委員会の番号が最初の2桁の数字です。
北海道は数字が小さく10番台。
地方により番号が割り当てられており九州地方では90番台になります。
海外で免許を取得した場合は、日本国内にて切り替えた都道府県の番号と切替年度が登録されます。
3~4桁には、免許を取得した西暦の下2桁の数字が印字されます。
5~10桁には、管理番号があります。
各都道府県により基準が違います。
4桁の数字は色分けされていますが、数字の意味は詳しく説明されていません。
11桁は5~10桁の数字の書き間違いを防ぐための数字です。
この数字は、難しい計算式で出される検証用の数字です。
11桁目の数字は、チェックデジットという計算式で決まる番号です。
これにより入力ミスや偽装した場合、すぐに発見されます。
最後の12桁目は、紛失や盗難などによる再交付の回数です。
12桁目の再交付の回数が多い人は、職務質問や検問などで本部照会されるため数字の少ない人より時間がかかる場合があります。
12桁目の再発行回数が多い人は、クレジット等を組む場合には他の身分証明書を提出した方が良いでしょう。
免許証の番号で前科がわかるの?
12桁で登録されているこの番号については、色々な説があります。
免許取得時の試験の点数がわかるとか、犯罪歴や前科がわかるとか言われています。
これには根拠はありません。
免許証の番号に生まれた都市伝説と言われるものです。
車の免許はほとんどの人が18歳になると所得します。
取得年齢以前の犯罪歴が、前科として免許証に登録されることはないのです。
試験の点数についても同じです。
各都道府県で管理される4桁の数字に関して、詳しい説明はありません。
このようなことから都市伝説が生まれるのでしょう。
まとめ
12桁に含まれる、色々な情報。
ですがこの番号で試験の点数も、前科や犯罪歴などの個人情報は分らないのです。
近年の免許証には、ICチップなどが使われています。
これにより情報を引き出される危険性はあると思われます。
紛失や盗難には気を付けましょう。