「事始め」という事を聞いたことがある方は沢山いらっしゃいます。
何かを始めるのに良い日とされる事始めの日ですが、事始めの意味や日にちなど詳しい事はあまり知られていないのではないでしょうか?
そこで今回は事始めの意味や、何か新しい事を始めるのに良い日について紹介します。
事始めの意味について
事始めには2つの意味があり、日にも違います。
1つ目の事始めは、年越しに神様を迎える準備をするという事、簡単にいえばお正月の準備を始めるの日の事ですね。
2つ目は、農作物を作る準備をする事です。
作物の種の準備や道具の準備を始めるの日です。
事始めと言うと「何かを始める日」というイメージが強いですが、昔から伝えられいる事としてはこの2つ目の意味があるとされています。
事始めの日にちについて
上記にもあるように事始めには2つの意味があります。
なので日にちも2日あります。
1つ目の「お正月の準備」の事始めは12月8日で、2つ目の「農業の準備」については2月8日とされています。
地域によっては1つ目の事始め12月8日にあわせて2月8日を事納めとされている場合もあります。
逆に、2月8日の農業の準備の事始めとし、12月8日を事納めとする場合もあります。
この事を「事始め・事納め」だけではなく「事八日(ことようか)」とも呼ばれ、大切な節目とされてきました。
今の正月事始めは12月13日では?
このような疑問を持った方も多いと思いますが、今の正月事始めは8日ではなく13日になった由来は2つあります。
1つ目は、江戸時代から12月13日が大吉日に当たるため、より良い日の方がいいと言う事で、いまでは13日が定着しました。
2つ目は、平安時代から江戸時代まで使われていた占いで、12月13日は「鬼宿日」と呼ばれるめでたい日にも当たるので13日になったと言われています。
鬼宿日とは、お釈迦様が産まれた日だと言われています。
現在も意識される事始め
昔からの意味合いで事始めは、お正月の準備と農業の準備でしたが、その節目を良い日とされ大切にする方も多くいます。
例えば現在では、会社の設立や仕事始め、口座の開設やお金の引き出し、宝くじの購入などにも良い日とさています。
会社の設立も事始めを待って開業する方も多くいるようで、習い事でもなんでも、新しい事を始めるには良い日というイメージを持つ方が多くいるようです。
まとめ
このように事始めにあたる日は、12月8日、12月13日、2月8日とあり、それぞれに事始めの意味があります。
最近では験担ぎで、事始めの日に何か始める事が多くなっていますが、事始めの正しい意味を理解するとより良いのではないでしょうか?