左利きの人は全人口の10%に満たないといわれていますが、昔から左利きの発明家や芸術家、そして、アメリカ大統領などが多いことは有名な話しですし、だからこそ左利きには天才が多いといわれています。
では元々絶対数が少ない左利きに天才が多いのはどのような理由によるものなのでしょうか?
創造的な分野で活躍する左利きの天才達
左利きの天才達は創造的な分野で活躍した人が多く存在します。
芸術家ではピカソやミケランジェロがいますし、音楽家ではモーツァルトやベートーベンそして、エルヴィス・プレスリーやノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランなどが左利きです。
アメリカ大統領ではロナルド・レーガンやジョージ・ブッシュそして、ビル・クリントンやバラク・オバマなどが左利きです。
発明家では、レオナルド・ダ・ヴィンチやトーマス・エジソンなどがいます。
創造的な分野で活躍する左利きの天才が多い2つの理由
一つの理由は脳の働きで一般的に言われている話しになります。
左脳は論理的に思考するときに働き、右脳は創造的に思考するときに働くとされています。
そして、右手が利き手の人は左脳が発達し、左手が利き手の人は右脳が発達するといわれています。
そのために、左利きの人は芸術や音楽などの新しい物事を創造する力に秀でていて、その結果成功した天才が多くなると思われます。
左利きに天才が多いもう一つの理由は、周りの環境によって左脳が鍛えられたという話しになります。
はさみやコップの持ち手、ドアの開く向きなど普通に生活していく環境は、右利きの人が楽に生活できる環境になっています。
逆に左利きの人は、右利きの人のように自然に使用することが難しくなってしまいます。
その結果、一旦どのように持てば良いのかを明に暗に思考して使用することになるので、左利きの特徴のひとつになる空間認知能力が鍛えられます。
幼いころからこのようにしてどのようにすれば快適になるのかを思考しながら生活してきたので、必然的に左脳が鍛えられその結果成功した天才が多くなったと思われます。
まとめ
麦は踏まれて強くなるといわれます。
当然左利きの人は全て天才というわけではありませんが、左利きの人に天才が多い理由に、左利きの人に不適合な環境が逆に左利きの人の脳を鍛えてきたという話しには含蓄があります。
次期アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏はオバマ大統領と会談したときに左手で握手をしました。
しかし、潔癖症で握手を嫌う人だという話しも聞いています。
そのトランプ次期大統領が利き手で握手をしたのか、それともあえて利き手ではない手で握手をしたのかは、天才的な大統領かただの暴言王だったのかを知るうえでも、興味がつきません。