里芋は東南アジアが原産の野菜ですが、稲作が日本に伝わる以前に伝わったと言われ、とても歴史が古い野菜です。
そのため、お月見にも供えられていた時代もあるくらいで、とても日本に浸透しています。
しかし、保存方法が分からない、賞味期限はどうなのか分からないと悩ましい野菜です。
そんな悩ましい野菜である里芋の保存方法と賞味期限についてお知らせします。
里芋の保存方法
里芋は気温が高い所が原産なので、あまり温度が低い所で保存をすると低温障害を起こし、食味が低下します。
しかし、気温が高い所で保存をすると、芽が出やすくなったり、腐りやすくなったりもします。
理想的な保存温度は10℃から20℃です。
土を洗い落とすと、腐りやすくなるので、新聞紙に包み、発泡スチロールの箱に入れての保存方法がおススメです。
この状態ならば、約1カ月は保存が可能です。
土がついていないものは1週間が限度で、冷蔵庫の野菜室に入れるのが最適な保存方法です。
傷がついていると、早く腐るので、早めに使いきることが理想です。
里芋の賞味期限
野菜には賞味期限はないのですが、腐るまでの期間という意味での賞味期限ということでなら、土付きなら約1カ月、土がついていないものは1週間ほどです。
冷凍保存をすることも可能です。
皮をむいてから、半茹でにして、水分を拭いたものを冷凍庫に入れておきます。
これで、1カ月ほどは保存をすることが可能ですので、洗ってある状態の里芋をすぐに使わない場合は冷凍保存がおススメです。
皮を剥いた時、変色をしていれば、その部分を取り除いて食べることが出来ますが、味と栄養が落ちている状態でもあります。
里芋の選び方
里芋を買う時はふっくらと丸みを帯びた重いものを選ぶようにします。
見た目で湿り気があるようなものやカビの臭いがするようなもの、柔らかくなっているものは古くなっているサインなので選ばないようにしましょう。
新鮮なものを選べれば、より長く家庭で保存をすることが出来ます。
最後に、里芋は秋から冬が旬の野菜です。
かつての日本人は芋と言えば、里芋のことを指していたくらいに身近な野菜で、今でもスーパーに並んでいます。
土付きの里芋は洗うと泥が落ちるので片付けが面倒くさいですが、保存が利くので、すぐに料理が出来ない時はおススメです。
しかし、最近のスーパーでは洗ってある状態で売っていることも多いので、その場合は冷凍保存がおススメです。
洗った状態の里芋をたくさんもらってしまって食べきれないという場合は少し手間が掛かりますが、冷凍保存をして食べきりましょう。