土用の丑の日といったら、うなぎですね。
暑さで消耗した体をうなぎで元気づけたいところですが、梅干しとうなぎ、スイカとうなぎは食べ合わせが悪いとされています。
昔から言われてきたことなので、何か根拠や原因でもあるのでしょうか?
実際に食べ合わせが悪いのかどうかも含めてお伝えします。
うなぎとスイカを一緒に食べてはいけない
うなぎとスイカを一緒に食べるということはあまりないとは思いますが、スイカの水分により、胃液が薄まってしまうのが原因です。
胃液が薄まってしまったせいで、うなぎの消化が遅れることがあるそうです。
うなぎは脂が多いので、結果的に胃がもたれたり、下痢をしてしまう人がたまにいるようです。
うなぎを食べた後にはデザートとしてスイカはやめたほうがいいかもしれません。
同様の原因で、スイカと天ぷらも悪い食べ合わせとされています。
うなぎと梅干しを一緒に食べてはいけない
食べ合わせといったら、よく引き合いに出されるうなぎと梅干しですが、実際は良い部類に入るといいます。
梅干しを食べると胃液が分泌されるので、うなぎが消化されやすくなると言います。
何故、食べ合わせが悪いとされたのかというと、梅干しで消化が進んだ結果、うなぎを食べ過ぎてしまい、結果的にお腹を壊してしまうからと言われています。
他にも、梅干しが酸っぱいので、一緒に食べるとうなぎが腐っていても分からない説、梅干しでうなぎの脂をスッキリさせるとうなぎの栄養もなくなった気がする説などがあります。
食べ合わせの注意点について
伝承的なもの、科学的なものも含めて通常の食事の量である限り、気にする必要はないそうですから、一般的に悪いとされる食べ合わせでも好きなら食べて大丈夫です。
しかし、食べ物同士では特に影響はなくても薬と食べ物では相性が悪いものがありますので、注意が必要です。
そのような薬を処方された場合は、薬剤師や医者から食べてはいけない食べ物について指示がありますので、きちんと従いましょう。
指示に従わないことが原因で、薬の効果が消えたり、逆に薬の効き目が強くなり過ぎることがあります。
最後に、食べ合わせが悪い食べ物もあれば食べ合わせが良い食べ物もあります。
しかし、そのほとんどが通常の食事の量程度であれば、問題がありません。
昔は流通が発達しておらず保存技術もなかったので、その季節に採れるものを食べるしかないという時代が長く、その頃には同じ物ばかりを食べるしかありませんでした。
同じ食べ物を同じ組み合わせで食べ続けるしかなかった昔には、それが原因となって体になんらかの影響があった人もいたのかもしれませんが、現代では同じ物だけを食べるという状況はほとんどないので、気にせず好きに食べましょう。