沖縄は古くから中国との交流が盛んだったため、風水を早くから取り入れてきました。
家の守り神とされているシーサーも、風水の影響を受けています。
風水ではシーサーはどのような置き方をするのが正しい置き方なのでしょうか?
いろいろな人の意見を参考に考えてみたいと思います。
シーサーはどこに置くの?
シーサーは基本2体セットで玄関に置きます。
マンションのベランダに置くのも正しい置き方のひとつです。
家の戸、門、窓の両端に置いて、結界を張るという考え方です。
2体を横に並べて近くに置くと、玄関ドアや窓に結界を張れないため効果が薄れます。
2体のシーサーの向きの正しい置き方は?
シーサーは外から入ってくる邪気から家を守ってくれます。
玄関の外に置くとして、シーサーの顔が外、道路側を向くよう置きましょう。
道路に向かって垂直に置くよりも、少しハの字になるよう斜めを向かせるとなお良いです。
2体のシーサーの顔の角度は離れますが、外の道路の端から端までシーサーの効果を広めることができます。
顔と体が真正面を向いているシーサーは置き方がわかりやすいのですが、体と顔が横向きになっている2体は最適な向きを見つけにくいです。
原則は外の通りに顔を向かせ、家屋敷に背を向けるように置くとよいのではないでしょうか。
シーサーのオスとメスはどっち?
シーサーは2体で一対となっていて、口の開け・閉じでオスメスの見分けができます。
オスは口が開いていて、メスは口が閉じています。
風水では外界すなわち道路から邪気が入ってくると考えられ、家の守り神としてシーサーを置くようになりました。
玄関ドアに向かって口の開いているオスが右、口を閉じているメスが左になるように置きます。
ただし顔の向きが上手く道路に向けられないときには、オスとメスの左右を逆にするという考え方もあるようです。
家の中に置いてもいいの?
シーサーは玄関の外、門に置かれることが多いですが、家の中に置いてもかまいません。
出窓の両脇に置くのも、窓から入る邪気から守っていることになります。
またシーサーを守り神として置くほか、気軽な置物として家の中や庭に飾るのもおすすめです。
自分の家にシーサーを置きたくなる場所があるということは、そこに何か守っておきたいものを自然と感じているのだと思われます。
住んでいる人にしかわからない、シーサーの正しい置き場もあるのではと思います。
ちなみに沖縄では屋根の上にシーサーがよくいます。
屋外用コンクリートで取れないようしっかり貼り付けられているようです。
片方が壊れてしまったら?
シーサーは陶器、しっくいなど割れ物からできていることが多いです。
大切に扱っていても、片方だけ壊れてしまうこともあります。
その時の対応方法をあげてみます。
・壊れた方を神社のお炊き上げに出す
・感謝して塩で清めて新聞紙にくるんで不燃物ゴミに出す
・片方だけ置物として飾る
・2体一対なので壊れていない方のシーサーと一緒に処分する
・オス、メスに気をつけてもう1体買い足してペアにする
・土に帰る素材のときは感謝して土に埋める
シーサーは遠くシルクロードから中国へ伝わり、沖縄までやってきました。
その間いろいろな変化があり、沖縄でもシーサーはこうすべきというがんじがらめの決まりがあるわけではないようです。
片方が壊れてしまった時、持っていたい人が持っていたいような形で持ち続けたり処分したらよいと考えています。
どれが正解というものはないようです。
風水でシーサーの正しい置き方は?のまとめ
風水ではシーサーを玄関、門、ベランダなどの入口に2体一対として置いています。
正しい置き方は次の3点を守ってください。
・口の開いているオスは玄関ドア向かって右、メスは左に置きます。
・邪気のある道路や外に2体のシーサーの顔が向くように置きます。
・ドアや門、ベランダの両端に1体ずつ結界を張るように置くと効果が高まります。
シーサーの多くは陶器などワレモノでできていて、1体だけ壊してしまうこともあります。
オスメスがそろうよう買い足す、2体とも塩で清めて処分する、残った片方だけを置物として飾る方法があります。
家の守り神となるシーサーは風水効果も抜群なので、ぜひ家の玄関に一組置いてみてください。